女将さーん鉄道撮影の時間デスよ! 

焼きとり屋 えみソラ女将の鉄道撮影日記ブログ

2018 夏の山陰本線ひとり旅 その4

 

 

撮影日 2018.8.21

 

 

旅の二日目 早朝

米子のホテルに居ります

 

始発に乗れそうな程、何かに誘われるように奇跡的に早く目が覚める

頭もスッキリしてる

外から何かの気配!?がする??

妖怪の仕業かも…

 

窓の外、薄明の空   ホテルを出よう

 

 


米子駅へとやって来ました
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妖怪たちで賑わう 米子駅の境線 0番線ホーム

此所は有名な妖怪が集う線

 

各駅に妖怪の名前が付けられており、

米子駅は  ねずみ男

と、堂々と記されております

陰気さは微塵もなく、わちゃわちゃと賑やかに観光客を迎え入れてくれます

鉄道ファンならずとも、この線に乗るだけで、ちょっとした観光が出来てしまいます

 

 

 

早速、乗車の鬼太郎車内

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アチラらコチらで、鬼太郎がもてなしてくれます

 

 

 

さて、撮影地は米子空港駅をセレクトしました
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撮影地の脇の国道の向こうに、米子空港が見えます

離着陸は一日に5~6便づつ

地方空港もローカル線同様、先行きが心配になりますね

 

 

 

其にしても、とても暑い朝です

時刻はまだ7時台

電車が来るまで30分もある

 

日陰も無く、このままでは干からびそうなので、背の高い夏草の茂みの脇に少しだけ日陰が出来ていましたので、そこに身を踞めて、傘を差し、凌ぐ事にしました

しかしながら、交通量の多い国道沿いの為、

皆さんの視線が刺さります

車の皆さん、見て見ぬ振りで 素通りして頂いて、助かりました

 

この撮影地は 米子空港駅出口より、大篠津町方面へ線路沿いに徒歩5~6分位

友人のブログを参考に 此処へ来てみました

 

が、春に書かれた記事と、真夏のソコは景色が一変しておりました

私が休んでいた様な、小陰ができる程の背の高い夏草が線路脇を占めており、線路脇には近寄り難しぃ…

背高泡立草群  

セイタカアワダチソウ群ハンパナイです

 

諦めすに探すと、下り列車のカーブアングルで撮れそうな場所だけ、なんと!茂みが無くなっていました

私の推測ですが…

多くのキャメラマン達が 有名なこの地へ赴き、立ち踏まれ、引っこ抜き、夏草が消えてしまったのではないか?

或いは、"妖怪草刈リン"でも出没したのでは?

 

 

 

漸く、撮影開始です

 

目玉おやじ車がやって来ました

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7:27  境港行き   大篠津町米子空港

 

 

 

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7:34   米子行き   米子空港大篠津町

 

 

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8:24  米子行き  米子空港駅ホーム境港側

 

 

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8:21   境港行き  米子空港駅ホーム境港側

 

 

真夏の撮影は過酷です

腕だけ、真っ赤に日焼けしてしまいました

水に濡らして振ると冷たくなる 冷感ヒンヤリタオルが大活躍しました

昨年迄は 真夏の撮影は休んでいたのに、季節に関係無く、無性に撮りたくなっています

私がカメラを変えたから?

カメラが私を変えたのか?

撮影業は楽しいです

結果は…

まあ、其なりに

 

 

 

今回、参考にさせて頂いたブログ記事のリンクを貼らせていただきました

境線の撮影地が紹介された記事です

撮影に行かれる方は 是非、参考にされると良いですよ⬇⬇


ご紹介頂いた友人に大変感謝申し上げます

 

 

旅はもちょっと続きます

 

~旅メモより~

 

暗い夜道を一人で歩いていると、誰かが後ろから着いてくるような足音が聞こえる…

振り返っても、人影は見えず

そんなときは

「ベトベトさん、先へお行き」

と、言ってあげれば、足音はしなくなるのだそうです

境線 ベトベトさん駅(米子空港駅)の駅名看板より

 

妖怪は貴方の心の中に居ます

 

貴方は妖怪と聞いて、どんなイメージを持ちますか?

 

米子は鳥取と島根の県境辺り

お隣、県島根の と或る地域では、子供に

「妖怪は居る」

と 教えて育てるのだそう

 

「崖下の川には大蛇が住んでいるから、下りてはいけない」

「帰り道の一本大木の上には鬼が住んでいるから、上ってはいけない」

等…

 

戒めや、教訓、暮らしの知恵として、伝えていく

生活の中に根差した妖怪は、

人に寄り添い、優しく、温かな存在

 

今回、米子に来て、妖怪のイメージが変わりました

 

 

一番、この世で恐ろしいのは、目に見えない何か ではなく、人間なのだろう