撮影日 2019.4.2
前記事の続きのお話です
もう桜の季節も過ぎようか、と言う今日この頃ですが、桜の記事となってます
いえ、風の便りでは、山の方は 丁度今頃に
見頃を迎えているとの噂も、チラホラ聞こえてきます
この撮影日、桜のまだ咲き揃わぬ、
若干 標高が高めの地域、吾野周辺の桜とlaviewのコラボ撮影は諦め、laviewのバリ鉄写真を撮るべく、次の撮影地へ向かいます
エアロケハンで小さな踏み切りがあるのを偶然見つけ、良さそうなロケーションか期待出来そうなので、来てみました
現着すると、狭い石段を上がった所にお目当ての踏み切りは有りました
思った通りの良い撮影が出来そうな場所でした
しかし、障害物が多く、構図は悩ましいところ
ふと、横を見ると、線路沿いすぐ脇に 民家が二件立つ裏手、いぬ走りのような狭い生活道路があることに気が付きました
線路との境界柵は無く、1m程の狭い道幅です
民家の柵側に寄り、laviewの上り便を待ちます
カーブを曲がり、近付いて来ました
黒い運転席窓に、前照灯がクッキリ
そして、目の前の青空が鏡の様に映ります
目の前を通り過ぎる瞬間を撮影
私の立つ小道の方が高く、やや俯瞰気味に撮影できました
後ろ姿も欠かさず撮影 (池袋行き)
クネルlaviewの姿も 面白い
まるで、生きている何か…みたいですね
完全なるS字カーブ連続のこの地
丁度、太陽が雲に遮られ、暗めの露出になりましたが、laviewのカッコ良さは伝わったと思います
この撮影地、
撮影者のキャパはせいぜい2、3名
道幅が狭く、三脚、脚立の使用はNGと思われます
線路との境界柵もありません
民家のすぐ裏手で騒ぎは厳禁です
イベント事などで、ここの撮影地が撮影者で溢れたら、たいへん危険と思われます
って…
悩みましたが、やはり記すことにします
私が西武秩父線のロケ地へ出掛けられるのは、多くの先人鉄様方が 良い撮影地をネットに上げて下さったお陰ですものね
此処で撮影しようと思われた方、細い道から線路側へ落ちない様にお気をつけ下さい
この地が有名なのか?
私が知らないだけで、もしかしたら有名なのかも知れませんけれど…
何れにせよ、マナーと節度を持って撮影し、良い撮影地であり続けられる事を祈ります
~撮り道メモ~
撮影日時 2019.4.3 11:09
月始めは仕事が連休の為、近頃は心置き無く撮影に打ち込む事が出来る様になりました
気持ちの余裕も出来、連休の素晴らしさを実感しております
この日、午前中に秩父鉄道の大麻生駅付近の土手で、桜と菜の花と電車の撮影を終え、帰ろうと 桜並木の土手を歩いていると、
前方に老夫婦が仲良く御揃いのストックを持ち、お散歩しているのが見えました
大麻生ーひろせ野鳥の森
とても絵になる光景だったので、撮影させて戴きました
ここは桜の土手を下りて、秩父鉄道の踏み切りに続く小路
沿道には桜のアーチと、菜の花が咲き誇っており、絵に描いたような景色になっておりました
今回の撮影の中で、一番好きな写真になりました
偶然に電車でも写り混んでいたら、立派な鉄道写真になりますが、物事は此方の都合で動くものではありません
長年連れ添ったであろう お二人
お散歩が日課なのやら
何気無く暮らし、毎日同じ事の繰り返し
馴染みの顔が、何時も隣にある当たり前の日々
そんな日常が うんざりな時もあります
しかし、何も変わらずに繰り返し過ごせる事こそ、幸せと呼べるのではないでしょうか
お二人が 毎日この場所を散歩されているのかは分かりません
この日のお花畑の景色も、日常の何気無い一時なのでしょう
ファインダー越しには
とてもドラマチックに、眩しく映りました
其にしても、写真に人物が写り込んだ瞬間、ドラマが生まれるから不思議です
私の勝手な想像ですが…
お散歩の老夫婦に、末長く春が訪れます様に
END