夜の 都営荒川線
いつでも1両で走ってます
ひっきりなしにやって来ます
今夜も私一人、急ぎ足…
この電車と同じく
夜なのに…
暗さに負けないカラフルボディーです
それにしても、明るいな…
都心の夜は
人も多くて…
実は、母のお見舞いに十日間 この都電に乗り 通いつめ、病院の隣の公園の 桜のつぼみが緩んでいくのを眺めていました
この晩、だいぶ開いていて…
撮影しようと思ったのです
母を見舞った 最後の夜の桜…
奥の明かりが 病院
ここは 隣の小さな公園
この晩、とても風が強くて…
ピンボケ桜ばかり…
都電…
こんなに小さかったかな…
後部運転席より、流れる夜景を眺めて…
流れ去った 時間の経過が のし掛かってくる
都電は子供の頃から、よく乗っていました
思い出もたくさん…
今では 車両も景色も様変わりして
やっぱり 都会の夜は明るい
明るいのに 寂しい
そんな風に 感じた晩でした
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