女将さーん鉄道撮影の時間デスよ! 

焼きとり屋 えみソラ女将の鉄道撮影日記ブログ

風薫る秩父③緑の中を走り抜けてく銀色電車の撮影

 

撮影日 2019.5.7

 

撮影地の2箇所目は武州日野駅で下車します

 

此処は37駅ある内の35駅目

だいぶ奥秩父へやって来ました

改札を出て右側へ、幹線道路を徒歩5〜6分

緑色に塗られた鉄橋を眺められる 歩道橋へ到着です

 

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何と!熊が出るのですか!?

 

ここへ歩いてくる途中、民家の庭先で農作業をなさっている女性が、かやの付いた麦わら帽子で頭から首を覆い、腕カバーをし、蚊取り線香を腰にぶら下げている姿を目撃しております

 

「虫が出るのですか?」

と、訪ねたところ、

「蚊に刺されると腫れるのよ。ここの蚊は強力だから」

と、仰りました

 

どうやら、野趣溢れる土地柄の様です

 

「熊が出るのですか?」

聞いておけばよかったかも

確かに昨年の秋、秩父の山で人が熊に襲われた話はまだ、記憶に新しいところです

思わず背中の辺りが薄ら寒くなり、背後を見回す私

学校帰りの中学生が一人トコトコと帰宅している姿を見て、何故か安堵する私

 

さっさと撮影して帰ろう

 

 

さて、有名撮影地の此処は 下に荒川の支流があり、その上を国道140号の橋と歩道専用橋と鉄橋が3本平行して架かり、真ん中の歩道専用橋から鉄橋を撮影出来ると言う訳です

 

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15:43    7700系  武州日野武州中川

 

緑の鉄橋に新緑がマッチします

右下には 大きく蔓を伸ばした野生の藤の花が

満開でした

この時期に撮影に来られてラッキー

 

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16:18  7000系   武州中川武州日野

大きく若々しい緑を主役に撮影してみました

葉っぱだけだってこんなに美しい

若いって言うのは 眩しいって事だったんだなー

 

 

 

3箇所目の撮影地では夕焼け空と電車の俯瞰撮影を目論み、浦山口駅へ立ち寄りました

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17:01    5000系   浦山口駅 下り行き

以前、撮影に来たお稲荷さんの前で撮影します

私の方向音痴が仇となり、西空の方角には大きな木が林立してました

此処からは夕焼けは撮影出来ない様子

夕暮れの時間にはまだ早く、電車の本数も少なくなり、帰り便と温泉と夕景の選択を迫られ、お稲荷さんにどうしようか?相談します

 

夕暮れになり、肌寒くなってきたので、温泉を選択する事に(笑)

 

 

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18:38   7000系  浦山口ホーム 上り行き

 

あの電車後ろの西の空を恨めしく眺めつつ、

これに乗り、御花畑駅の祭の湯へ直行しました。

パート駅員さんも帰宅した様で、ポツンと一人の無人駅。他に乗降客も無し。

寂しいなぁ‥‥

一人撮影が寂しい と感じた瞬間でした。

 

 

 

 

 

           〜撮り道メモ〜

 

秩父鉄道の急行って 面白い。

 

秩父鉄道を走る運行種別は 殆どが普通車運行ですが、急行も存在しております。

朝夕の繁忙時に其々、2、3本程度出場します。

 

全路線37駅、各駅停車に乗車での所要時間は2時間前後掛かります。

乗り継ぎの接続が悪いと2時間半以上も掛かる場合もあります。

ところが、この日、偶然に急行に乗車出来る機会が訪れました。

乗車代+追加料金の200円を支払い 急行券を購入しました。

 

 

急行がどの位早いのか?

 

今回、私は 御花畑駅ー熊谷で乗車

 

この間23駅ある内の7駅にのみ停車。

平均1時間20分掛るところを

何と54分で到着しました。

 

 

 

急行は熊谷駅が終着駅なのです。

東武民の私としては、東武鉄道との接続駅の羽生駅まで延伸して頂きたいと強く願っております。

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熊谷駅ホームに停車中の急行専用車6000系

西武鉄道の新101系を使用しております。

 


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季節毎のヘッドマークが楽しみな車両でして。

この時期は御花畑駅近くの羊山公園の 芝桜がモチーフになったヘッドマークを装着。

(羊山公園の芝桜祭りはGWで終了)

あのヘッドマークの下はLED表示で、

「急行秩父路」の表示を スキマから覗き見て確認しております。

 

 


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シートは元西武鉄道の10000系初期車が使用していた転換型クロスシートを転用し、向かい合わせに固定して備え付けられており、ボックス席型に。転換は出来ません。リクライニングは可能な様子。

見ての通り、だいぶ年季が入り、グレーのシートは擦れで白くなっていました。

 

この日の乗車は20時過ぎの上り電車でした。

車内は明るいので、窓に顔を近づけ、光が入らぬ様 顔の両脇を両手で塞ぎ、車窓の景色を眺めます。

外は建物が少なく、真っ暗な所が多いのですが、取り分け、広大な田圃地帯の暗闇は吸い込まれそうで恐怖心が湧いてきました。遠くに道路の街路灯が並んでいる以外は何も見えません。田圃の中から闇鉄したい。と、考えていたのですが、怖くて尻込みして下車する勇気はありませんでした。明るい時間帯にいつかは訪れようと思っておりますが。

 

 

走行音が大きく、一生懸命飛ばして走っている感が半端なく、正直、乗り心地の方はイマイチでしたが、この速さには驚きました。

夜の乗車客の少ない車内は寂しげで、空箱が左右に揺れながら引っ張られている感覚。

 

しかし、やれば出来る路線である事が判明しましたね。

皆さんにも 是非、この急行を乗車体験して頂きたいです。

近頃の車両は静かで走りも滑らかな物が多く、乗り心地も良いですよね。

秩父鉄道の急行はそんな近年の快適さには程遠い物ですが、 あの頃の懐かしい、速い電車の感覚が体験出来、色々な思い出が蘇ってきますよ。

 

 

終わり

 

最後までお読み下さり、ありがとうごさいました。m(_ _)m