撮影日2019.6.4
初めに
前々回の秩父鉄道の急行についての記事で
急行は熊谷駅以東は走らない‥と記述致しましたが、土日祭日は3本だけ羽生駅迄走っているそうです。秩父鉄道の名誉の為にも謹んでお詫び致しますm(_ _)m
でも、平日休みの私には、やはり羽生駅からの乗車は叶わない様ですね。
てくてく一駅間を歩いて、ロケハンしながら撮影する
実は、我が店に御来店のお客様が、若い頃にこの駅間を歩いた経験がある というお話を聞き、たいへん興味深く感じておりました
今回は、今回も!?意気込みが違うのです
撮影ウォーキングを敢行して来ました
秩父鉄道の中でも景色が良く、カーブ地点で
且つ、貨物列車が俯瞰で撮影できるであろう期待の膨らむ駅間の 波久礼ー樋口 およそ4.4㎞の道のりを歩いてみます
波久礼駅を出発します 11:52
赤の印が波久礼駅です
①~③の地点で撮影しております
❶の地点の第一カーブに差し掛かりました
右の壁沿いに線路、国道、荒川と並行しているカーブ位置での撮影
12:04 山の緑色が、先月訪れた時より深くなっておりました
この地点では歩道があったり無かったりで
少し危険な場所を歩かねばなりません
歩道の無い位置をウォーキング中、電車が通過して行き、撮影のタイミングを逃しました
電車は居ませんが、絶景ポイントです
線路と国道同様、荒川もカーブして流れており、翠色の川面が綺麗でした
❷の地点の第二カーブへ到着です
ここは国道と線路が交差する地点で、国道がオーバーパスになっております
歩道から俯瞰で撮影しました
12:48 上り貨物 デキ501号
砂利があんなにてんこ盛です
カーブをゆっくりと重そうに走ります
機関士さんが ポッ!と短めに警笛で御挨拶して頂きました
嬉しいなぁ(泣)
ここで線路を国道が跨いだ為、この先より、国道、線路、荒川と並走の位置関係が変わります
❸の地点の第三カーブ辺りに差し掛かりました
国道には歩道が少なく、その山側に小高い林の中の遊歩道が設けられている地点を歩いております
私の歩く遊歩道が一番高い位置に、そして国道がすぐ隣下に、線路はその隣下で国道よりも低い位置に敷かれており、電車の上部だけが見える、そしてその隣下に荒川も切れ切れに見える状態
要するに、階段状に
遊歩道(一番高位置)→国道→線路→荒川(一番下)
木々の隙間からは絶景も見える場所アリの好ポイントでした
木陰の中は 時折、風が通り、汗ばむ体に心地良く吹き抜けて行きます
ただ、人通りが殆ど無く、人目につかない暗い道でして、女性の一人歩きはやめた方が良さそうな道でした
本日は暑いです
木立が切れる地点で、荒川と機関車が撮影出来そうな場所を発見しました
丁度、下り貨物が通過のタイミングでした
13:17 木立の隙間からチラッとお顔を出すデキ機関車
ギリギリ車番が隠れて確認出来ないのが残念でした
機関車通過後、私の真横通過の空のホッパ車を撮影
空バケツの中、あんな風になっているのですね
初めて見ました
ホッパ車の奥に広がる白砂利は荒川の河原です
歩いていると、野生の桑の実を発見し、取って食べたり、可愛い花を眺めたり、時折、電車や貨物の通過、良い景色の地点では足を止めたりと楽しい 撮影になりました
先日、緑色に塗り替えられたデキ505号に会えるかもしれないと期待をしていたのですが、この日は広瀬川原車両基地で休んでいる姿を目撃して終わりました
緑デキの撮影はまたの機会のお楽しみにしておきます
13:33 樋口駅へ到着しました
〜撮り道メモ〜
だいぶ歩いたので、お腹が空きました。
秩父鉄道の沿線には商店がとても少なく、いつもランチは悩みの種なのです。
樋口駅前も例外ではありません。商店街の名残はありますが、営業されているのは3~4軒。仕舞屋も見受けられます。駅前商店街の中のお蕎麦屋さんである 清水屋食堂さんへお邪魔してランチにしました。
冷やし中華を食べていると、貨物列車の警笛が聞こえて来ました。
堪らず、外へ飛び出し、スマホ撮影です。
14:01 店の軒先から撮影のデキ301号
駅前ミニ商店街には桜並木があり、新緑が綺麗でした。春には見上げたショットで桜の中を走る姿が撮影デキそうです(笑)
店内から撮影のホッパ車(窓の外の上部)
店の脇は高架線路になっていて、冷やし中華(他にも色々あります)を食べながら貨物列車や電車を眺める事が出来ます。
だいぶ懐かしいタイプの小ぢんまりとした店内。
演歌歌手のサイン入りポスターや御客さんが撮影したというSLの写真、各地方の調度品を思い思いに飾り、思い出があるのであろう風に置かれております。
出てきた冷やし中華は細麺で何時ものあの甘酸っぱい味。
量的には、私でも少し物足りない位と感じました。
サイドメニューをもう一品頼むと良いかな?
写真は想像していた物との誤差が激しく、撮影をためらいましたのでありません。
お客さんは他に居らず‥
作り終えたご主人と女将さんがフロアに出てきて、お話をして頂けました。
60代位の御夫婦でしょうか?話好きの御様子。
奥の間には お母様らしき人が微動だにせず、テレビを見てくつろいでいらっしゃる様子が襖の隙間から見えておりました。
イノシシや熊、鹿も出没する野趣溢れる土地柄や、買い物が不便で住民が増えない悩み、荒川の水害に悩まされた過去の出来事、もちろん秩父鉄道の話 等。
アットホーム過ぎて、実家に帰って来たような温かさにホッコリし、それだけでお腹一杯になりました。
懐かしいお蕎麦屋さんのテーブルから、入り口上の風取り窓に映る機関車を眺め、昭和の香りの風情に浸ることが出来ました。