撮影日2022.3.1
本日もようこそ。いらっしゃいませ。
鉄道各社、ダイヤ改正が行われましたね。
周りを見渡せば次々と行われた旧車の引退。
運行時刻の短縮、減便、ワンマン化や無人駅
化と緊縮財政傾向の色濃い物となりました。
身近な東武鉄道も例外ではなく。
車両の置き換えやローカル電乗り入れ区間の短
縮化、ワンマン化等ある中、やはりショックな
退の発表でした。
る機会がありました。
久しぶりに乗車出来る事が嬉しくてワクワクし
ながら待っていたのですが、その車内はいつも
とは様子が一変。何方を見ても鉄さんばかり。
そこでは何故か乗り鉄ウォッチングに終始して
いる自分がおりました。
く分かった上で独り言ちってみますね。
▲下今市駅ホームに入線する6257f 4両
感慨深く乗り鉄を愉しむ筈だったのですが、
ダイ改前で引退間近の車内は何処を見ても
鉄分濃いめの同業者様ばかり。
普段、平日の日光線と言えば閑散としており
静かに旅の情緒を味わうにはピッタリな路線な
のですが、この日はボックス席が全て埋まる程
の盛況ぶり。
早速乗り込むと下今市駅では5分程度の停車
時間があり、車内からカメラを手にする鉄道フ
ァンがゾロゾロと降りてきました。
ボックス席を確保し、車内からホームを眺めて
いると先頭車へカメラを持って走る者、方向幕
を熱心に撮影する者、其々見ていて飽きない。
彼らの気持ちはわかります。
私も嘗ては乗り鉄中心に楽しんでいた一人です
ので、その行動たるや納得がいく物です。
乗り鉄は基本ホーム撮り意外の選択肢は無く、
沿線撮影は皆無。終点まで乗車し、乗客が下車
後の車内を素早く撮影。何故か幕回し撮影は必
須。
車掌さんの車内アナウンスはもう直ぐ発車する
旨、車内で待つ様に と促しとも取れるもの
でした。この状況を察しているのでしょう。
いよいよ出発の時刻。ドヤドヤと撮影隊が車内
へ戻って来ました。皆、カメラモニターを熱心
に眺め、撮影の成果を入念にチェックしており
ました。
「のんびりと車窓の流れゆく景色を眺め旅情に
浸る?
無い 無い 無い。」
(↑私の心の声と完全に偏見です)
二駅ほど先で今度は10分も停車する旨のアナウ
ンスがありました。
時間調整をするのでしょうか。
列車交換の形跡は無く、ただ10分間停車してお
りました。
するとご乗車の皆様、落ち着き無くソワソワし
始めます。
座席より立ち上がっては外の様子を窺い、また
着席する。を繰り返す中年眼鏡鉄。
「10分もあるのだから、ホームへ出て撮影して
も大丈夫よ。何を躊躇っているの?」
(↑私の心の声)
結局、その眼鏡鉄さんは三度程その行動を繰り
返し、外へは出ませんでした。
一つ前の座席には30代と思しき鉄オタカップル
がホームへ撮影に飛び出して行きました。
戻って来ると撮影の成果をヒソヒソとイチャつ
きながら楽しげに喋っております。
「どう見ても彼女は彼より十歳以上年上ね。
鉄も所詮 男と女、凸と凹。
この後、何処へ…」
(↑私の心の声)
あらやだ、何言っちゃってるの(汗)
このブログはノーピンクで御座いますの。
これ以上は在らぬヤッカミ詮索になります
ので止めておきます(笑)
学生鉄さんが先程からホームの端から端を激し
く往復しております。しかもバズーカ級の大き
な望遠レンズを抱えて。
「流石は学生さん。若さ溢れる撮影行ねぇ。
だけど何故に望遠レンズ付けてる?
ホーム撮りは接写が必至でしょ?」
(↑私の心の声)
また走ってるよ。
もう一度前から撮る気かしら?
次の駅で私は下車。後ろを振り返ると
えっ!?誰も降りないの?
此処は良い撮影スポットが点在している駅なの
に。
この日、私は前々記事でも記しましたが青釜
DE10大樹の撮影に来ておりました。
乗り鉄の皆様、ソチラには興味無い様です。
この先、会津方面へとローカル電を楽しまれる
事でしょう。
赤いシートボックス席
大きな窓
窓下にはスタンドテーブル付き
車両連結部扉上には室内方向幕
国鉄旧型車風の何処か懐かしいデザインと塗装
いた頃から)でもお世話になり、私の成長と共に
様々なシーンでお世話になりました。
沢山の思い出もあり生涯忘れられない名車の一
つになつたと言えます。
向かい合わせの旅情溢れる席に座り、
時間を掛けローカル線をのんびりと旅する時代
も狭い領域に成りつつあるのかも知れません。
又、そんな旅が出来る時間と心の余裕を持ちた
いと切に願うのでした。
お喋りにお付き合い頂き、ありがとうございま
した。