女将さーん鉄道撮影の時間デスよ! 

焼きとり屋 えみソラ女将の鉄道撮影日記ブログ

鉄子の独り言12 東武6050系で乗り鉄ウォッチング

撮影日2022.3.1

 

本日もようこそ。いらっしゃいませ。

 

鉄道各社、ダイヤ改正が行われましたね。

 

周りを見渡せば次々と行われた旧車の引退。

運行時刻の短縮、減便、ワンマン化や無人

化と緊縮財政傾向の色濃い物となりました。

 

身近な東武鉄道も例外ではなく。

車両の置き換えやローカル電乗り入れ区間の短

縮化、ワンマン化等ある中、やはりショックな

のは馴染み深い旧型車である6050系350系

退の発表でした。

 

 

 

3月始め、下今市駅から運良く6050系に乗車す

る機会がありました。

久しぶりに乗車出来る事が嬉しくてワクワクし

ながら待っていたのですが、その車内はいつも

とは様子が一変。何方を見ても鉄さんばかり。

そこでは何故か乗り鉄ウォッチングに終始して

いる自分がおりました。

勿論、私も元乗り鉄乗り鉄さんの気持ちは良

く分かった上で独り言ちってみますね。

 

 

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下今市駅ホームに入線する6257f 4両

 

感慨深く乗り鉄を愉しむ筈だったのですが、

ダイ改前で引退間近の車内は何処を見ても

鉄分濃いめの同業者様ばかり。

普段、平日の日光線と言えば閑散としており

静かに旅の情緒を味わうにはピッタリな路線な

のですが、この日はボックス席が全て埋まる程

の盛況ぶり。

早速乗り込むと下今市駅では5分程度の停車

時間があり、車内からカメラを手にする鉄道フ

ァンがゾロゾロと降りてきました。

 

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ボックス席を確保し、車内からホームを眺めて

いると先頭車へカメラを持って走る者、方向幕

を熱心に撮影する者、其々見ていて飽きない。

彼らの気持ちはわかります。

私も嘗ては乗り鉄中心に楽しんでいた一人です

ので、その行動たるや納得がいく物です。

乗り鉄は基本ホーム撮り意外の選択肢は無く、

沿線撮影は皆無。終点まで乗車し、乗客が下車

後の車内を素早く撮影。何故か幕回し撮影は必

須。

 

車掌さんの車内アナウンスはもう直ぐ発車する

旨、車内で待つ様に と促しとも取れるもの

でした。この状況を察しているのでしょう。

 

いよいよ出発の時刻。ドヤドヤと撮影隊が車内

へ戻って来ました。皆、カメラモニターを熱心

に眺め、撮影の成果を入念にチェックしており

ました。

「のんびりと車窓の流れゆく景色を眺め旅情に

浸る?

無い 無い 無い。」

(↑私の心の声と完全に偏見です)

 

 

 

二駅ほど先で今度は10分も停車する旨のアナウ

ンスがありました。

時間調整をするのでしょうか。

列車交換の形跡は無く、ただ10分間停車してお

りました。

するとご乗車の皆様、落ち着き無くソワソワし

始めます。

 

座席より立ち上がっては外の様子を窺い、また

着席する。を繰り返す中年眼鏡鉄。

「10分もあるのだから、ホームへ出て撮影して

も大丈夫よ。何を躊躇っているの?」

(↑私の心の声)

結局、その眼鏡鉄さんは三度程その行動を繰り

返し、外へは出ませんでした。

 

 

 

一つ前の座席には30代と思しき鉄オタカップ

がホームへ撮影に飛び出して行きました。

戻って来ると撮影の成果をヒソヒソとイチャつ

きながら楽しげに喋っております。

「どう見ても彼女は彼より十歳以上年上ね。

鉄も所詮 男と女、凸と凹。

この後、何処へ…」

(↑私の心の声)

あらやだ、何言っちゃってるの(汗)

このブログはノーピンクで御座いますの。

これ以上は在らぬヤッカミ詮索になります

ので止めておきます(笑)

 

 

 

学生鉄さんが先程からホームの端から端を激し

く往復しております。しかもバズーカ級の大き

な望遠レンズを抱えて。

「流石は学生さん。若さ溢れる撮影行ねぇ。

だけど何故に望遠レンズ付けてる?

ホーム撮りは接写が必至でしょ?」

(↑私の心の声)

また走ってるよ。

もう一度前から撮る気かしら?

 

 

 

 

次の駅で私は下車。後ろを振り返ると

えっ!?誰も降りないの?

此処は良い撮影スポットが点在している駅なの

に。

この日、私は前々記事でも記しましたが青釜

DE10大樹の撮影に来ておりました。

乗り鉄の皆様、ソチラには興味無い様です。

この先、会津方面へとローカル電を楽しまれる

事でしょう。

 

赤いシートボックス席

大きな窓

窓下にはスタンドテーブル付き

車両連結部扉上には室内方向幕

国鉄旧型車風の何処か懐かしいデザインと塗装

 

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ともあれ、この6050系には日光線だけでは無く

往年、スカイツリーライン(伊勢崎線と呼ばれて

いた頃から)でもお世話になり、私の成長と共に

様々なシーンでお世話になりました。

沢山の思い出もあり生涯忘れられない名車の一

つになつたと言えます。

 

向かい合わせの旅情溢れる席に座り、

時間を掛けローカル線をのんびりと旅する時代

も狭い領域に成りつつあるのかも知れません。

又、そんな旅が出来る時間と心の余裕を持ちた

いと切に願うのでした。

 

 

お喋りにお付き合い頂き、ありがとうございま

した。