撮影日2022.5.4
本日もようこそ。いらっしゃいませ。
前記事の続き、今回は保線作業疑似体験記にな
ります。
チャレンジするのは線路に取り付ける融雪器の
点火体験です。
真冬の厳冬期、南岸低気圧が近づくと気象予報
と睨めっこをし、これは雪が降る!と判断する
と線路ポイントの凍結による不具合を予防する
為、融雪器を取り付け、点火を行うそうです。
現在は使用されていない線路を使い、融雪器に
点火してみます。
さて、一番線の先に関係者以外は立ち入れない
通路があり、その先に線路上へ降りられる
狭い坂が設けてあります。
それを下り、いよいよ線路上へ降り立ちます。
作業を行うに当たり、ヘルメット、防塵ゴーグ
ル、安全ベスト、軍手を着用し準備万端です。
ソフトなコスプレをしたかの様なスタイルに気
分はアゲアゲ
▲着火ライターを与えられ、テンション上がる
私。訳の分からぬポーズで記念撮影。
足元の線路に取り付けられているのが自動給油
式融雪器。
▲着火する様子。
蓋を開けると点火芯が入っておりました。
そこへ火を当てると直ぐに点火される仕組み。
其れにしても近頃の着火ライターは両手を使わ
ないと動かない程硬く、職員さんに手伝って頂
きました。
至って簡単な作業ではありますが、この信号場
にある線路のポイント箇所の数を考えると手間
が掛かり、大変な作業である事が窺えます。
さて、点火して直ぐに線路が温まる訳ではなく
雪を溶かす程の高温になるのは一時間近く後。
その間、信号場の見学をしております。
その内容は前回の記事でしるしてある通りで
す。
そして、線路が温まったであろう点火から一時
間後、融雪器の効力を試すべく線路上に氷を乗
せてみました。
▲ジャジャ〜ン!
JR東さんが用意していたのは500mlペットボト
ルで作成した氷でした。
実際の雪は流石にこの季節で調達は困難な為、
氷で代用という訳です。
融雪器と線路の僅かな隙間から炎が見えている
のがお分かりでしょうか?
▲いよいよ線路に乗せてみます。
氷が溶けていくのを眺めながらも向かい側2番
線の231系が気になっている私。
▼こんな感じの場所で行っております。
実は彼方の2番線ホームにはSLを待つ黒山の人
だかりが出来ております。
この日のSLは満員御礼が出る大盛況ぶり。
その他撮影者もホームに混ざり犇めいておりま
した。
この体験後、いよいよ此処からSL撮影会となる
のですが、その様子は次回の更新で記すとし
て。
もう一つ、体験させて頂いた事が有りますので
ご紹介します。
▼畳のお部屋にお布団に寝ている人?
実はコレ、起床補助装置を使用した起床体験な
のです(笑)
僅か3畳半の就寝部屋に布団が引かれ、その下
(腰元辺り)に空気で膨らむ袋を仕込ませます。
そしてタイマー時計を起床時刻にセット。
起床時刻になるとあら不思議!
腰元の袋に見る見る空気が挿入され膨らみ、無
理矢理起こされると言う無慈悲な装置でありま
す。
これを実際、布団へ寝そべり体験致しました。
▼布団に横になっての目線です(笑)
空気が入る時刻、モーターの微音と共に空気が
注入される音も聞こえてきます。
普段、使用している職員さんはこの微音で目が
覚めてしまうのだとか。
別の職員さんは膨らむ不快を回避する為、スマ
ホ目覚ましを2分前にセットして起きる
と話されておりました。
ほら、布団はこの様な状態に(笑笑)
確かに不快でとても寝ては居られない状態にな
りました。
何とも微笑ましい‥
いえ、陰ながら涙ぐましい努力で
日夜、寝坊を防止している駅にお勤めの皆様。
本当に頭が下がる思いです。
時間とダイヤは待ってはくれない。
必ず起きて任務を全うしなければならないので
す。
寝坊にお悩みの貴方!
この装置欲しいですか?
JREモールのネットショップで10万円位で購入
出来るそうですよ!
私は… 要らない かな。
続く〜。
御訪問頂き、ありがとうございました。