撮影日2052.3.19
本日もようこそ。いらっしゃいませ。
安中貨物が今月25日に終了、とネットニュー
スに記事が掲載されておりました。
とうとうあのタンクを運ぶ貨物は過去のものと
なってしまった様です。
前記事では、私にとって最後の勇姿を岩井の鉄
橋で撮影した模様をお伝えしましたが、その
後、急いで安中駅へ入れ替え作業を見に行って
おりますので、そこでの記録を簡単ながらお伝
えします。
工場が山の斜面に聳え立つのが見えます。
ごちゃりとして、所狭しと追加で建て続け、プ
ラントが増えてしまったような密集感はまとま
りが無いようで、実は美しいと思うのです。
人工物ながら、命の息吹きや力強いパワーさえ
感じます。
が、
今回見た限りでは、ひっそりと佇んでいる感じ
に見えました。
工場の煙突からの煙も無く、夕暮れの陽射しが
影を作る様に当たっている点も、終盤の工場の
哀愁が伝わるような気さえしてきます。
この密集感は計画で建てられたのか?増設なの
か?何かの要塞の様でもありますね。
さて、私が安中駅へ到着した頃には、既に
がっておりました。そして4両連結されていた
筈のタンクは2両だけがホームの貨物線へ残さ
れておりました。
既に、2両は工場の中へ搬送された後でした。
すると、程なくして工場の奥から、スイッチ
ヤーのDB302が単機で出て来ました。
線を入れ替え、下り線側の奥線へバックで下が
り、残りのタンク2両と連結し、線を入れ替え
進みます。
ホームには間近で撮影しようと、撮影者の姿も
見えます。
ポイントを切り替え、工場内部へと続く線へ入
り、バックで押し入れます。
そろそろ帰宅しなければならず、私が撮影した
入れ替え作業はこれで終了です。
僅か4両のタキですので、短時間の作業になっ
たのだと思います。
以前は安中駅構内に沢山のタキやトキが停泊さ
れ、何度も繰り返し工場内へ搬入作業が行われ
ていた事を思い出しました。
この後、鉱石を搬入し終えて空になったタキが
運び出され、夜又ぎでいわきの工場へ帰る返空
便の編成作りが始まったのだろうか。
その作業を以前は見届け、20時頃まで此処で撮
影しておりました。
今回は短編成なので、そう長い時間は掛からな
かったのかも知れません。
帰宅電の211系がやって来ました。
ホームからそのまま撮っただけになり、障害物
も多いですが、夕陽に包まれた211系は最高で
したね。
3/18撮影の安中貨物
▼EH500-30+コタキ4b
高崎線内で撮影
二日に渡り、編成撮影と情景撮影を堪能出来た
連休とねりました。
終盤、トキの運搬も無くなり、タキのみの運搬
になりました。
編成の長い日、短い日。
この界隈では異彩を放つ赤い無蓋車と小さめの
赤いタンク。
独特のスタイルで私たち鉄道撮影ファンを楽し
ませてくれました。
この様な専用貨物路線の消滅も、新型車への置
き換えによる廃車や、老朽化による運用終了と
同じくらい残念でなりませんが、
時代の流れによる急変革期という現実を受け止
めるしか術はないのでしょう。
簡単ながら、と書きながら、
長くなり失礼しました。
またの御訪問をお待ちしております。