岳南電車に乗る 旅をしています
途中下車しながら いち往復して 吉原駅へ戻って来ました
夕暮れ時となりました
日か沈むのを待っています
日暮れになった途端に 先程までの日差しの温もりも消え、寒々としてきました
今回の旅の目的は 美しい工場夜景と電車をカメラに収めること
夜の撮影は 愛用のデジカメを購入後、初撮影となります
もう、3年以上も経ちますが、
今まで 夜間撮影の仕方も ロクに勉強せずに来ました
周囲の皆様の教えを受け、ようやく 今夜は撮影出来そうです
岳南吉原駅とJR吉原駅と富士山が全て一望できる公園へとやって来ました
夕日を浴びた富士山を見たのは初めて
これが噂のあか富士なのですね
(夕日の富士もそう呼ぶのかは未確認)
2月と言うのに 小春日和の日中でした
心なしか 雪も少な目に見えます
こちらは静岡側からの眺め
山梨側から見たら もっと白く見えるのでしょうか?
よく、どちら側からの富士山の眺めが美しいか?
などと、となり県同士で対抗意識を燃やしたりしますが、どちら側から見ても 同じ一つの山
世界遺産認定もただ人間界の中だけの小さな栄誉
そんな事、小さな人間の どうでもいい愚問でしかない
大きな富士
何も意識せず、ただ ありのままの姿でそこにあるだけ
大きすぎる山を目前に、普段は考えもしない事を 考えてみたりするものです
電車がやって来ました
岳南のオレンジ車と 東海道線のオレンジ車
JR211系でしょうか?お顔がよく見えませんが
次に来たのはブレブレの313系
特徴的な浮き立つ白顔面で 分かりやすいです
首から上だけ白い
ヘンですか?
(はい…気を付けます)
三脚立てて
シャッタースピードを長めにしています
セルフタイマーも こぴっ!と セットします
貨物の通貨中…
機関車の撮影は 間に合いませんでした
流れてる感じ
躍動感が生まれるのですね
面白い
夕焼けから トワイライトゾーンへ突入の頃合い
JRのホーム端へ異動して来ました
ここから 岳南電車のホームが良く見えます
LED照明とは程遠い 岳南ホームの蛍光灯の明かりが、味わい深く 美しく 温かな光を放っていました
昼の顔とは打って変わり、工場から帰宅するサラリーマンで混雑していました
下り電車はガラガラ 軽そうに発車して行きました
5秒くらい 開けたかな?
こんな写真が 私のカメラで撮れるなんて
初体験(*ノ▽ノ)☆☆☆
夜の帳が降りました
またまた 岳南吉原駅に来ています
青っぽく
蒼っぽく
碧っぽく
いよいよ岳南原田駅へ
お目当ての夜景撮影へ挑みます
降り立ったら すぐに撮影しないと車両入りの写真は撮れません
出遅れ、撮れませんでした
電車は闇の中へ消えて行きました
車両無しですが、夜景を撮ってみます
寒さと空腹で、次の電車が来るまで 待てそうにありません
これで 良し!としましょう
工場夜景の美しさにのめり込む方も増えている様ですね
人工物で整っていない建物なんて、何処が美しいのか?
その先入観は覆されました
迫力に圧倒されるだけでなく、カメラに納めた時の 光の妖艶さ
暗がりを綺麗に画像に残せた時の 達成感
車両を綺麗に撮影出来た時の感覚と同じものだと思いました
工場夜景萌え…
そちらの世界に 腕を引っ張られている感覚に襲われました
大きな山と小さな鉄道
ローカルでありながら、昭和的な近代産業の薫りも持ち合わせる 魅力ある路線でした