女将さーん鉄道撮影の時間デスよ! 

焼きとり屋 えみソラ女将の鉄道撮影日記ブログ

夏の上越線旅 ①乗り鉄&土合地下駅へ

 

撮影日2020.8.17

 

本日もようこそ。いらっしゃいませ。

 

この夏、当店は4連休もさせて頂いております。

余りの暑さにだいぶ心と身体の方が悲鳴をあげており静養目的なのですが。

(国策の御言葉により、少しばかりgotoして来ましたが)

 

 

 

上越線乗り鉄します◆

折角の連休ですので、先ずは心の静養を。

 

避暑地へ逃げる様に乗り鉄旅を敢行(観光)しました。向かったのは上越線沿線の高原駅巡り。

 

今回の上越線内で乗車して来たのは 高崎駅ー岩原(いわっぱら)高原スキー場前 間です。

お世話になった車両は

高崎ー水上駅迄は緑とオレンジラインの211系。

水上ー岩原高原スキー場前駅迄はピンクと黄色ラインのE129系でした。

 


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水上駅での様子

上り線には乗ってきた211系

下り線にはこれから乗車の129系が待機中

 

この路線から115系が消滅してから早2年も経過してしまいました。高崎駅から乗車した211系は全てロングシート仕様ですので、ローカル線旅的な雰囲気は半減してしまったと感じます。

其れでも早朝出の今回、この車内で目撃したのはロングシートでおにぎり弁当を広げ、食べるおじ様です(笑)  真似したいけど勇気無い。

 

渋川駅を出ると吾妻線は左へ、上越線は右へ線路は分岐します。 大きな右カーブの先にはこの路線の有名撮影地である大正橋が。

ここを越えると路線は利根川沿いを走り、車窓からの景色はグッと長閑になりました。

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沼田駅付近

沼田駅で学生さんが大勢下車して行きました。車内には観光客のみ残りました。鉄道ファンは半分くらい いらっしゃる様です。

水上駅では鉄道ファンの皆さんがいそいそと接続の電車に乗り換えて行きます。

ここからはセミクロスシート仕様の129系に乗車。


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車内は外装の雰囲気にマッチしたピンクのシート。平成27に総合車両製作所で製造された比較的新しいものでした。車内、大変綺麗です。

車内乗車率はボックスシートが埋まる程度。ロングシートはガラガラでした。

 

 

 

◆日本一のもぐら駅の土合◆

さて、水上駅を出て向かうのは土合(どあい)駅です。

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▲群馬と新潟の県境近くです。

上越新幹線高崎駅越後湯沢駅で下車。その後、上越線に乗り換えます。車では関越自動車道の水上ICで下車。その後国道291号へ入ります。水上駅から路線バス利用も鉄道より便が比較的多めで便利です。

関越交通さんのHPです↓↓

関越交通株式会社|乗合バス

 

此処には日本一である 有名な物が。

ご存知の方も多いと思いますが、この駅の下りホームは地下70mの場所にあるトンネル地下駅なのです。上りホームは地上にあり、その高低差は81mもあります。元は地上であるホームに本線と副線がある単式ホームでしたが、1967年に複線化する為、この地下駅が作られました。

その当時は優等列車も走っていたので複線化の必要性があったのでしょう。しかし、新幹線開通と寝台列車消滅後、一日10本程度の普通列車と僅かの貨物列車のみが運行される昨今、かなりの過疎ぶりでして、持て余し感は否めませんね。

今は秘境感体験を期待する観光客で賑わう観光スポット的な駅となり、無人駅なのも功を奏してか、改札が無いため誰でも入れます。

実際、訪れる方の半分は車で乗り付け、駅前に駐車し来られているのでした。

 

 

 

◆有名な階段を登ってみよう◆

さて、電車で来た私の目の前には462段の階段がそびえ立っております。改札口まで行くにはこの階段を上がらなければ外へは出られません。

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静養目的で来ているにも拘らず、ここへ訪れる私ってば、どんだけストイックなのだか。

 

▼さて、中腹辺りまで来た所で見下ろしてみます。そこそこの高さになりました。

途中には何箇所かベンチが設けられており、休憩できるようになっておりました。

高齢の方には嬉しい親切構造です。

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下りホームはヒンヤリ15度位の体感でしたが、上がるに連れ気温が上昇し、暑くて汗が出てきました。ここで30秒程休憩を。


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とうとう462段目へ。登頂達成です。

10分位は掛かりました(汗)

 

階段を登った先には風除けの衝立とその奥に扉があり、何やらガラスに文字が。▼
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上がって直ぐに改札がある訳では無さそうです。扉の先へ進みます。
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▲暗いながらも外からの光が眩しい通路。昼は明るいですが、夜はここを通りたく無いですね。

この通路は国道291号と湯檜曽川を跨いでいる様です。眼下に見えました。

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▲(Googleマップより画像を拝借)

外の国道からの通路の外観の様子です。

秘境駅と言うより廃墟的な雰囲気も醸し出しておりますね。

 

 

 

 

◆ゴールは上りホーム◆

先程のガラス扉に表記の通り、残り24段の階段を制覇し、やっと改札口へ辿り着きました。


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立派な改札口です。隣の駅員室内はカフェが作られておりました。今年夏にオープンした"カフェもぐら"ですが、残念ながらこの日はお休みでした。

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土合駅の駅舎の様子

改札を出て外から駅舎を眺めます。

山小屋の装いです。ちょっと懐かしい感じ。

最後に上りホームも見て行きましょう。
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改札を入ると直ぐ右に上りのホームはあります。この駅で上野や大宮駅の名を見るとは思いませんでした。
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単線レールの先に直ぐにトンネルがありました。単式ホームにポツンと待合室のみのシンプルなホームです。

 

 

下りホームより階段を登り、案内に沿って辿り着いた上りホームはさしづめゴール!と言った感覚でしょうか。

このダンジョン?或いは要塞の様な駅を探検気分で味わってみるのも確かに良い観光体験の一つと言えそうです。

 

夏は涼を求めて。冬は豪雪に覆われる真っ白な静けさを求めて出掛けてみるのも良いかもしれません。秘境感を味わいたい方は冬が良いのかも知れませんが、ダイヤが少ないので防寒対策を万全にする事をお勧めします。因みに火気厳禁です。

 

訪問して面白かったので体験を交えて土合駅紹介記事にしてみました。

 

②へ続く〜!

 

お読み頂き、ありがとうございました。

又の御訪問を心よりお待ちしております。