女将さーん鉄道撮影の時間デスよ! 

焼きとり屋 えみソラ女将の鉄道撮影日記ブログ

わたらせ渓谷鐵道で撮影地を探る!

撮影日2019.8.6

 

毎日、暑いですね。

それしか出て来ませんが。

早いもので、もう8月も半ばです。

 

皆様、この時期は長期連休を利用し、バカンスを楽しんでいらっしゃる事でしょう。

皆様の地域、台風は大丈夫でしょうか?

 

ワタクシはと申しますと、お仕事がサービス業な故、お盆は掻き入れ時。

長期連休は出来ません。

ですが、店の定休日に当たっているイベント列車を見つけ、そちらでの良い撮影を目指し、この日はロケハンをして来ました。

 

向かったのは  "わたらせ渓谷鐵道"  です。

 

この私鉄路線の説明を大まかにしておきます。

かつては足尾線と呼ばれ、足尾銅山の貨物輸送を行っていた路線です。

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昭和45年頃の神戸駅と貨物線の様子

(自前の録画映像 昭和のSL図鑑 より)

時代の流れにより足尾銅山も閉鎖になり、JR東日本から第3セクター化し、30年前にわたらせ渓谷鐵道は開業致しました。

17駅、44.1営業キロの小ぢんまりとした私鉄で、群馬県桐生駅から県を跨ぎ、栃木県の間藤駅迄を結んでおります。間藤駅は日光から一つ山を越えた辺りになります。

この路線にはかつての銅山採掘工場跡が観光地となり、トロッコに乗り銅の採掘現場や精製風景などが見学出来る場所(通洞駅近く)や、

立ち寄り温泉がホームにある駅(水沼駅)、

そして、ホームにかつての東武デラックスロマンスカー車両1720系の中間車を利用した"レストラン清流"(神戸駅 ごうどえきと読む)と、

他にも沢山の見どころのある観光路線と言えます。

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神戸駅ホームにあるレストラン清流と中の様子

 

因みに、現在はSL運行と貨物輸送は有りません。

 

 

此処で私が狙うのは JREより譲渡されたDE10がトロッコ客車を牽く"トロッコわたらせ渓谷号"の運転風景の撮影です。

 

これは土日祭日しか運行日が無く 撮影は諦めていたのですが、なんとお盆休みという事で14日(水)の私の休みに当たっておりました。

DE10は2機所有しておりまして、わ鐡色に塗られた1537機と国鉄時の塗装のままの1678機があります。14日の出場はわ鐡色の1537機が出場と聴き込み済みです。

 

 

さて この日、起点の桐生駅で乗り合わせたのは最古参の314号機でした。創業30周年のヘッドマーク付きです。室内は新型のロングシートとは違い、セミクロスシート仕様で、窓にはカーテンが付いております。方向幕もLED化されておらず、今では貴重な車両となりました。

塗装は わ鐡特有の赤銅色(あかがねいろ)と呼ばれ、開業当時、富士重工業に工業デザイナーとして勤務されていたマンボミュージシャンのパラダイス山元さんが考案したそうです。↓↓

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赤と言うよりはワイン系茶色の見た目。

重厚感のあるクラシカルな色合いですよね。

これから上神梅駅へと向かいます。

 

 

上神梅駅の様子

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この駅舎内は地元の小学生の力作品の展示や生け花も飾られ、掃除も行き届いている様子。

ホームやその線路脇にも季節の花が数種類も植えられ、御花畑の中に駅があるイメージです。地元の方の手入れにより綺麗に保たれ、迎えられる此方は気持ちが和みます。

この駅が愛され、大切にされている事が伝わります。

何と、開業は大正元年。実に107年間もそのままに使われているのですね。国の登録有形文化財にも指定されているそうで、宝であり 地元民の誇りでもあるのでしょう。

わ鐵の駅舎は足尾線営業時そのままの古めかしい物が多いようです。

「古い物を大切に使おう!」と言う看板を何処かの駅舎で目撃しております。

大賛成!なのですが、御手洗いもかなりレトロな物でして、近寄るだけで漂ってくる臭いに戦意喪失しそうになります。

御手洗いだけは近代化して頂けると有り難いです。

 

そして、下調べしたグーグルのエアロケハンで、この駅付近で目星い場所やがあり行ってみましたが、その地は期待外れに終わっております。

仕方がありませんので駅脇の踏み切りより撮影しました。
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写真中央には人がいらっしゃいましたので、緑の草色に塗り替え 景色の一部になって頂きました。

ピンボケになりましたが 、上神梅駅のホームに停車している雰囲気だけでも伝わりますでしょうか。

ロケ地の一か所目は失敗に終わりましたので、次なるロケ地を目指します。

 

 


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やって来たのは小中駅です。徒歩10分位で渡良瀬川と線路を跨ぐ橋があり、そこからの撮影が期待できます。

 


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神戸ー小中  後ろ姿の撮影

 

しかし暑さのせいか 徒歩では意外と時間が掛かってしまい、橋を渡る手前で警笛音が聞こえてきました。焦り、橋へと駆けて行きます。

気動車がこちらへ迫って来るのが見えます。

(大滝汗)

正面撮影は間に合わず諦めまして、後ろ姿を素早く撮影しました。私が桐生駅で乗り合わせた314号が折り返し戻って来た様です。

大変です!夏草がモッサリと生い茂り、車両の足元は隠れてしまいました。

一両は小さいですね。此処の景色の雄大さには役不足でしょうか?

しかし、DE10 ̟+客車4両ならば絵になりそうです。

いずれにせよ夏向けの撮影地では無さそうです。

 

 少し残念な気持ちを切り替え、もう一箇所期待できるお手頃な場所があるのでそちらに向かいます。向かうと言うより戻ると言った方が正しいかもしれません。

 

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中野ー小中

 

 実はこの橋梁は小中駅すぐ脇にありまして、撮影後 直ぐにこの車両に乗る事も可能な程、駅に近いお手頃撮影地なのです。日中は逆光気味になりますが、全面には光も当たり 景色も良いです。

 

 

 

さて、今度は神戸駅へやって来ました。

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此方の駅ホームにもお花が沢山咲き誇り、乗降客の目を麗してくれます。

 

撮影地迄は駅を出て徒歩7分程度。

線路を跨ぐ国道の上より俯瞰で撮影が出来ます。

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神戸ー小中     下り線 間藤行き

 


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沢入ー神戸    上り線 桐生行き

 

実は此方側の撮影待ちの20分程、とても怖い思いをしました。

此処へ到着した頃、晴れてはおりましたが遠くで雷の音が聞こえておりました。

山奥では雷雨かな?と、軽く考えておりましたが、待っている此方の上空も徐々に雲が増えて時折雨粒を感じる風が吹き始めました。

しかし、私の真上は青空がまだ見える…

上り線が来る5分前、突然突風が吹きました。

写真の左側には竹林が有るのですが、その古葉が桜吹雪の様に一斉に上空に舞い、次の瞬間 私の方へ吹き付けて来ました。

思わず、ガードレールに掴まり身を屈めます。

もう帰りたい  と思ったのは初めてでした。

しかし、その風が止むと俄かに晴れ間が出てきました。さっきまで暗い露出をとっていたのですが、調整を繰り返します。

何とか無事に撮影も終わり、途端に怖くなり、駅へと小走りで戻りました。

帰りの県道には枯れ枝や丸太が散乱し、突風の恐ろしさを思い知らされました。私の方へ飛んできたのが古葉で良かった。丸太だったらと思うと背中の辺りがうすら寒くなりました。

何処にいてもお天気の急変には気をつけなければいけませんね。

勇気ある撤退も時には必要ですね。

 

 

 

 

          〜撮り道メモ〜

 

 

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ででぇ〜ん!


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ででででぇ〜ん!!って、、、

 

そうです。DE10なんです。
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大間々駅構内で停泊中のDE10 1678機

脇には2013年に引退した車両、DE10後方には12系客車の中央部をトロッコ仕様に改造したわ鐡自慢の客車4両が見えます。

このホームから もう一機の1537機は確認出来ませんが、客車を繋げて走る姿を想像し、今からワクワクが止まりません。

確か4〜5年前にこのトロッコに乗車した事があります。内装はテーブルとベンチ椅子が設置されており、天井にはLEDライトで夜空の星をイメージしたイルミネーションもトンネル内で行われた事を覚えております。

紅葉を楽しみに訪れたのですが、時期が早すぎた様で紅葉しておらず、暑くてトロッコの大きく開いた窓から風が吹き付けるのが気持ち良かった思い出があります。

 

さて、14日の本番は台風の影響が心配ですが、どの様な撮影結果になったのか?

またの記事をご期待下さい。

 

黒磯訓練車をワシークリ間で撮影して来ました

撮影日2019.7.24

 

関東地方は本日、雨マークが無くいよいよ梅雨明けかと思わせる暑さです。

雲が多いのですが、時折、薄日の差す午前中、黒磯訓練のお知らせを頂き、久しぶりに鷲宮ー栗橋間へとやって来ました。

 

以前、訪れた事のある水沢踏切です。

 

踏切脇では御家族連れの鉄一家が三脚を立て、踏切が鳴る度に車から出入りを繰り返しておりました。

60代近そうなお母様と、30代位の息子と娘の3人。

息子さんは動画を撮りながら 大きく手を振っていらっしゃいます。機関士さんに寄ってはホワン!!と警笛を鳴らしてくださいます。

バッチリ音の録音も成功!と言う訳ですね。

中々のやり手ですね。

お母様は「いい年越えて、お恥ずかしい」

だなんて仰いました。私は勿論、首を横に振り大否定させて頂きました。

むしろ、「素晴らしい!」と大絶賛します。

この年齢になっても家族で一緒に楽しめる

しかも、それが鉄道撮影だなんて。

美しい!

眩しい!

羨ましい!

ナイスファミリー!

希少家族を後に 私は畦道へと向かいます。

 

田圃の苗もだいぶ成長し、若緑が眩しいこの地。障害物が少なめな田圃の畦道に陣取りました。

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233系 下り   10:56

3両編成を目指しての練習撮影を繰り返し しておきます。きらきら銀色のメタル車、長編成過ぎて枠に入りません。しかし、ここのダイナミックカーブが生きる長編成でもあります。かなり引いて撮れば全て入りそうですが、小さくなりそうですね。

 

 

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EH500  上り  11:06

長編成のコンテナ貨物がやって来ました。訓練車と被るのでは無いかとやきもきしながらカメラを構えております。

 

そして通過後、直ぐに訓練車はやって来ました。

危うくEH500と被るところだったわ。危なかった(汗)

 

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11:07   EF65+カヤ+EF81

 

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カヤ27-501

機関車に挟まったカヤはカシオペアで使われていた電源車を使用しているのですね。美しいパールの様なメタリックに見えますが、無塗装と言うから驚きです。青、紫、赤、橙、黄のグラデーションを思わせるラインとロゴマーク入り。上品で高級感ありますね。流石はカシオペア、憧れます。

 

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お見送りはEF81 139をメインに。

色取り取りの目にも鮮やかな編成となっておりました。

 

 

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11:06    EF65 2075

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単機でやって来たのかと思いましたが、空のコキを引き連れての登場。返空便でしょうか?

大きな夏らしい芙蓉の花とのコラボ撮影。

大きな花です。直径15㎝位ありますよ。流石は田圃脇、栄養状態が良いのですね。

美しい盛りを迎えている花を見ると撮りたくなるのです。毎回、撮影者の好みでして。

 

今回も拙い撮影記にお付き合い頂き、ありがとうごさいました。

今後、梅雨も明け、暑い夏が始まるのでしょう。撮影者の皆様、お身体をご自愛ください。

 

下今市駅ホームより試運転DE10+14系客車の撮影

撮影日 2019.7.17

 

前記事の続きの話になります。

 

この日は東武鉄道鬼怒川線でDE10と客車4両の試運転撮影を大桑駅周辺で行いました。

帰宅途中の特急列車の車窓より、その試運転編成が停車中なのを見つけまして、急遽、下車撮影を行いましたお話です。

 

 

 

ややっ!

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や!
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やあああ!!
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特急Revaty窓越しより撮影

 

Revatyに乗車し、帰宅途中の下今市駅での事。

日光線からやって来たRevatyとの連結作業を行う為、8分前後の停車時間があります。

車窓から 先程撮影したDE10編成が見えましたので、堪らず下車し、撮影を試みました。

 

 


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ホームの突先まで来たにも関わらず、Revatyに隠れてDE10の鼻先しか撮影出来ませんでした(泣)

Revatyの発車を待たないと編成全体は撮影出来ません。

この特急に乗らないと都合上いけませんので、それは諦めるとして、思わぬオマケ撮影を致しました。

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目の前の機関庫から出ていたC11を発見し撮影しました。大樹のヘッドマーク付きで、機関庫の中に入っておりますが、ヨ8634と連結されている事が伺えます。

C11をじっくりと眺めるのは久しぶりです。

また、走る姿を撮影したいです。とても。

 

 

この試運転、7月24日の晩〜25日の早朝にかけて、客車4両を繋げてのDL夜行列車イベントの準備だった様です。

 

参加したかったのですが、翌朝の激務を考えると気分が萎えまして、不参加させて頂きました。

 

深夜に南栗橋を出て、翌日早朝に鬼怒川温泉駅へ。機回しを行い下今市駅へ6時に戻り終了

と言う工程です。

 

今年の4月からは、大樹運行にドリームカーを繋げての3両運行を年間40日設定されております。

北海道の夜行急行「まりも」や「はまなす」で使用されていたドリームカーで、昭和のかほりを彷彿とさせる「オハ14-505」を既存の3両+ドリームカーでの4両で運行されるところが このツアーのポイントと言えるのでしょう。

内装は 座り心地の良さそうな優等席を配し、サロンスペースも設けております。

実はこのドリームカーの話、撮影後日に知りまして、まともにドリームカーを撮影しておりません。ああ…後悔先に立たず(泣)

前記事の往路撮影で、客車に其れらしきドリームカーのシールの様なマークを見つけました。

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どうやら 、往路、

DE10+1号+ドリームカー+2号+3号

の編成だった模様です。

 

明日の夜にはこのツアーが遂行されるのですね。明日辺り、そろそろ関東地方も梅雨明けするのでは!?夜明けの鬼怒川線を走るDE10。晴天の朝日を浴びて走る姿、さぞや絵になる事でしょう。

ツアー参加者の皆様の為に、好天をお祈りしております。

 

 

東武鬼怒川線 DE10+客車の試運転を撮影して来ました

撮影日   2019.7.17

 

関東地方はここの所 青空スッキリの晴天がありません。

そんな今日も朝からスッキリしないお天気ですが…

 

本日は東武鉄道鬼怒川線で、DE10が客車4両を牽いての試運転が行われましたので

その撮影に行って来ました。

 

撮影地のお天気は10〜11時に雨予報が出ております。予報を考慮しまして、出来るだけ山から離れての撮影地を選び向かいました。

しかし、現地は思いの外お天気が良く、私の晴れ女の名も保たれた様です。

 

 

さて、この試運転は下今市駅を出発し、鬼怒川温泉駅迄の往復便となります。

 

本日の撮影地です。大桑駅周辺で撮影。

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❶一箇所目

❷二箇所目           Googleマップより

 

ーー往路の撮影❶ーーーーーー

往路も復路も大桑駅で撮影する事に決め、先ずは駅近くの蓮池へやって来ました。

蓮の花の季節は今頃から8月にかけて午前中に開花しますので、咲いていればラッキーと思い向かいました。

やはり予想通りの僅かな開花模様で まだ早めの様でした。蓮池も意外と狭いです。

しかし、終わり頃の菖蒲や百合、紫陽花も咲き、ちょっとした御花畑が広がっております。

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見晴らしは  と申しますと、DE10を入れて客車がせいぜい2、3両入るでしょうか?(汗)

まあ 想定内ですが、蓮の開花と蓮池の広さを期待していただけに 少々残念ではありますが、撮影してみます。

 

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9:15   大桑ー高徳

 

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蓮とのコラボ撮影

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はあ… ほんの一瞬で行ってしまいました。

電柱も肝心なところに掛かり悲しい。

 

この反省点を生かし、復路で挽回させなければ!

 

 

 


ーー復路の撮影❷ーーーーーー

花を取るのか?DE10を撮るのか?

しかしね、一度 蓮池で撮影してみたかったのよ。こんな事もあります。

 

気を取り直して復路の撮影地へ向かいます。

今度は大桑駅の向こう側、田圃が広がる策のない築堤へやって来ました。

この辺りは有名な撮影地でして、確かに良いロケーションでした。

それにしても、DE10がやって来るまで1時間半以上あります。通過車両を撮影して過ごします。

此処、車種が豊富で撮っていて楽しいです。

これなら1時間半もあっと言う間です。

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9:52  6050系 東武日光行き

 

 

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10:56  JR253系

 

 

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10:53   500系 会津田島行き

お隣の畑に立葵が咲いていたので、お遊び撮影です。



あら!?線路の向こう側、ここから100mほど後方にはズラリ4〜5人の撮影隊が並んでいるのが確認出来ます。成る程、私後方の日光連山を背景に撮影しようと言う訳ですね。

通りで、此処には誰も来ないと思った。

よく調べずに来た私、ちょっと残念に思いましたが、勉強不足なので仕方ありません。

此処で一人静かに撮影します。

大丈夫!此処ならDE10を本気撮り出来るわ。

今度こそ車両だけが主役なのよぉ。

 

 

いよいよDE10がやって来ました。

森の中を抜け、何と、煙りをシュ!シュ!吐いておりました。生で見られて嬉しい!

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11:11  

ゆっくりと通過して行くDE10 1099+客車4両

 

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お別れ撮影はやはり タチアオイショット で決めます。

”試運転TESTRUN” の幕が新鮮に目に映りました。 

 

これにて終了。

東武の大樹の平日運行はありませんので、撮影したくても平日休みの私にとっては不可能でした。しかし、試運転出場が休みの日に当たり、今日を逃す訳にはいかないと意気込んでの参戦でした。

反省点もありますが、このオレンジ色に輝くDE10 とブルトレ客車がいまだに手を携えて走る姿は郷愁感だけではなく、疲れ気味の私にパワーを授けて戴いた気持ちがしました。

もし、SLも繋がっていた姿を撮影出来、生で眺めたりした日には もしかしたら10歳くらい若返ってしまうかも(笑)です。

今日は滅多に出来ない撮影が楽しめて最高の気分です。

情報提供戴いた友人に感謝申し上げます。

 

帰りがけに下今市駅でプチ撮影しております。

その撮影記はまた後日にいたします。

伊豆急行 引退イベントクモハ103号の撮影II

撮影日2019.7.2

 

前記事の続きの記事になります。

 

前記事では引退イベント一便目の往路を稲梓駅脇にある鉄橋の下で撮影しました。

この後、40分後位に復路を撮影しようと思いますが、移動しようにも丁度良い電車の便はありません。

と あらば、仕方がありません。

実は 贅沢ですが、タクシーを1時間ほどチャーターしてあります。

タクシーに乗り込み、次の地へ出発です。

 

運ちゃん:「撮り鉄シン女子乗車、これから出ます」

えみソラ:「ややっ!?運転手さん、今、何と仰いました?」

運ちゃん:「本部に業務連絡の暗号です」

えみソラ:   爆笑笑笑…

 

何でも、本部への連絡は自分で考えた暗号を使っているのだそうです。

分かりやす過ぎて、暗号になっているかは疑問でしたね。

面白い運転手さんに当たった様です。

運転手さんとは直ぐに打ち解け、伊豆急行撮り鉄の話で盛り上がりました。

車で10分も掛からず、次の撮影地へ到着です。

 

運転手さんの話によると

「この辺りに 以前、カメラメーカーの某N社の社員さんを新製品の試し撮りをする為に乗せて来た事がある 」  と、耳寄りな情報を頂きました。

やはり、私のエアロケハンは間違っていなかった様です。

カメラメーカーの目利きの通り、ここの撮影地は全ての魅力を兼ね備えた 稀に見る素晴らしい景色が広がっておりました。

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蓮代寺ー稲梓

蓮台寺寄りのトンネル手前の踏み切りよりロケーションを撮影

 

トンネルとトンネルの間、約400m程の線路は直線からカーブし、トンネルへ入ります。

その景色は 小川が流れ、その横に車の入れない散歩道。

散歩道には桜並木がズラリ。線路の左側がその桜並木、右側には柵が無く撮影し放題。

春の花の時期はさぞ、美しい事でしょう。

線路の脇には直線ラインで田圃が広がる場所があり、田圃を入れて田園風景の中を電車が行く姿も撮影出来ます。

また、周辺は山に囲まれ、何処にカメラを向けても山が背景に入ります。

このトンネル間の 何処から撮影しても絵になる構図が組めると言う訳です。

 

この近辺、午前中は小雨が降っていた模様。木々の緑や線路がしっとりと濡れておりました。イベント電車の出場時には雨も止み、助かりましたけれども。

 

景色の美しさに見入っていると、後ろのトンネルから電車が接近して来ました。

慌てて撮ります。

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15:10    185系 上り

踏切の直ぐ脇での撮影の為、トンネル側からやって来る上り電車の全面を撮れる場所では無い為、踏切の隙間からの無理やりショット。

ヘッドマークの踊り子さんに鉄金具が刺さった様なショットになり、残念。

描かれているのは伊豆の踊子の主人公の薫さんでしょうか?こんな姿に撮られて泣いてる…わね。

 

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走り去る踊り子。頬を赤らめ、カーブを曲がる姿も奥ゆかしげです。

185系が物憂げな少女の顔に見えてきたわ。

 

 

 

いよいよ 一便目の復路のクモハ103号が帰って来ました。山中の雰囲気を取り入れる為、縦撮り撮影です。

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15:27   クモハ103号   稲梓ー蓮代寺

 

直ぐ様、構図を立て直し、目の前通過でヘッドマークを意識した撮影をしました。

103号が来る前にシミュレーションで練習しておきました(汗)

往路先頭は同じデザインながらも、四角いヘッドマークを。復路の先頭には丸いヘッドマークが装着されておりました。

前後のヘッドマークの形を変え 装着しているのですね。

 

車両塗装はマリンブルーを連想させるものですが、山の新緑とも相性が良く、爽やかで梅雨ならではのしっとりとした雰囲気に撮る事が出来たと思います。


両運転台の付いたクモハ103

イベント以外は車両の入れ替え作業に使用されていた様です。近年の安全性基準に適合出来なくなり、止む無く引退します。

 

初めて会ったその日がお別れ撮影。

今までに思い出はありませんが、また一つ、古めかしい車両にお別れを告げなければなりません。乗車出来なかったのは残念でした。

それでも、最後の勇姿を記録と記憶に残す事が出来、収穫のある遠征撮影でした。


 

 

 

    〜帰り道メモ〜

 

  「 東海道中 非常に苦し気    でしたの」

 

えっ!?東海道中膝栗毛?…ではありません。

 

帰宅は16時過ぎに伊豆急下田駅より熱海迄、元東急車両の8000系に乗車しました。

折角、伊豆へ来たのに観光もグルメも海も無く帰るの?と、期待を裏切ると思われますので、一枚だけ海撮影を掲載しておこうかな(苦笑)f:id:emikosorakara2:20190710205513j:image

行きがけの8000系車内より

曇天で海の青がイカしておりませんが、車窓から素晴らしい眺望が堪能出来る伊豆急行の車窓。この8000系は海側のみ向かい合わせクロスシートになっております。山側はロングシートのまま。景色を楽しむなら、断然クロスシートに座る事を、お薦めします。ロングシートでも海は見えますが、クロスシートに着席する乗客と目が合い、少々、目のやり場に困る事もしばしば。

 

 →乗り換えます→

 

熱海駅からは東海道線へ。

そこで待っていたのは、

"上野東京ライン籠原行き "  

と行き先案内に表示された233系。

近頃はJR路線内相互乗り入れ  と申しましょうか?この他にも湘南新宿ライン等、何処から何処の線を通り、何処へ向かうのか?

籠原(埼玉北部)まで向かうのですから、東海道線から京浜東北線を通り高崎線へ入ると思われます。

首都圏を網羅するJRの運行形態が飲み込めずにいる私ですが、取り敢えず乗車します。

何故なら、乗り換え案内アプリから これに乗りなさい との指示が出ております。

 

乗車1時間程は根府川駅トヨタロングパス貨物を眺めたり、小田原駅でVSR車や箱根登山鉄道の赤い中堅車両を目撃。早川駅通過でお魚抱えた観音様に見送られ、とても楽しく目の保養をしながら乗車しておりましたが、都心が近づくと車窓の視界も混雑の為、悪くなってきました。

眠気を催し、ウトウトしながらもう電車に2時間半も揺られておりますと、腰の辺りが怠くなってきました。立ち上がり、思い切り伸びをしたいところですが、帰宅ラッシュの車内ではそうもいきません。

辛くて姿勢を変えようと身体をよじると目の前に立つ50代位のサラリーマンさんが私のまえから少しだけ移動した様に見えました。

いえいえ!私はまだ下車しませんよ(心の声)

ここからこのサラリーマンさんとの攻防が始まるのでした。私が身体を動かすとサラリーマンさんが「この人、下車するのか?」と、思うに違いありません。

私も長丁場ですが、この方も随分と長く私の前に立たれております。

今度は膝から下が辛くなってきました。何故なら膝の上に乗せてある撮影機材の入ったリュックが重たく、血流悪化に拍車をかけ始めたのでした。このままではエコノミークラス症候群になり兼ねないと思い、リュックを下から両手で持つ体勢に変えました。すると、今まで吊革にダラリとぶら下がっていたサラリーマンさんが姿勢を正しました。

マズイわ!また思わせ振りな行動を取ってしまったわ(汗)

私は此の先、大宮まで座りますから!

どうか、私の前に立たれるのは諦めて、移動して下さい!

と、教えてあげたい。

車内が空いていれば立ちたいところですが、重たいリュックを抱えて、混雑の車内に立つ訳にも行かず。一先ず、ここは眠ってエスケイプしよう。

暫く、ウトウト眠りました。

赤羽駅浦和駅と埼玉に入った辺りから混雑も解消し始め、もうすぐ大宮駅。

いつの間にかサラリーマンさんの姿は無く、何処かで下車した模様。

大宮駅に着いたのは20時を過ぎておりました。

実に4時間以上も座りっぱなし。座っている事の苦労を初めて知りました。立ちっぱなしとどちらが辛いのだろう?と、真剣に考えてしまうのでした。

それにしても、混雑する通勤電車に乗り込んだ時、運良く座れた時の嬉しさってありますよね。逆に自分の立ち位置の前で座る方の動きが無い時、不運だったと残念に思いがちです。

 

今回の反省点は隣の車両のグリーン席に乗らなかった事ですね。熱海駅始発で乗車し、座れた為、油断してしまいました。

 

サラリーマンさん、今日は運が悪かっただけよ。ごめんなさいね。お疲れ様でした!