撮影日2020.2.26
本日もいらっしゃいませ。
本日は秩父鉄道三ヶ尻線でのデキ牽引による石炭輸送列車の最終日でした。
今月の休日全てをこの石炭列車につぎ込んで参りましたが、とうとう撮り納め。
向かったのは熊谷ターミナル–三ヶ尻のJRと秩父鉄道の分岐先の大カーブにやって来ました。
実は前回撮影と同じ場所です。
違う位置の構図も考えていたのですが、この場所で一度目の撮影時にお会いした女性鉄さんに今回もお会いしまして、ここに決めました。
お陰で楽しくお喋りしながら待機出来ました。
感謝です。
さて、気になるのは本日の秩父デキの釜番です。出会った熊谷在住の彼女は今朝9時過ぎの撮影もなさっており、緑(505)が充てられた事をお話しなさっていらっしゃいました。
私としては最終日と言う事もあり、ヘッドマークの掲載や最近塗り替えられた黒(201)や青を希望しておりましたが、そうは問屋が卸さなかったのでした。
前回同様の釜ですが "御縁がある" と喜ぶ事にし、緑釜を撮影します。
一番乗りの彼女の傍にずらりと撮影者は並んでおります。見えるだけで10名位の撮影者があつまったでしょうか。私の目の前は見開けており、満足行く構図で撮影出来そうで一安心。
そこへ、送り込み単機の505はやって来ました。曇天で暗い田園地帯となりますが、撮影してみます。
11:23 三ヶ尻–熊谷ターミナル
ほぼ定刻にやって来ました配車回送。予定通り無事に撮影出来そうで安堵します。
そして石炭を乗せ、デキ505+ホキ10Bでやって来ました。
12:02 デキ505+ホキ10B
熊谷ターミナル–三ヶ尻
此処へ来る前、熊谷ターミナルに停泊中のホキ10Bを通り掛かりの車内から俯瞰で確認して来ましたが、石炭の盛られた量はホキの半分程度の量と少なめでして、終焉の寂しさを感じました。このラストランも形のみの出場の様な気がしました。
今月、石炭列車撮影月となりましたが、最終日に仕事の休日が当たりまして、撮影が叶いました。見送りをする事が出来、運の神様に感謝しなくてはなりませんね。
それでは、お越し下さいまして、ありがとうございました。
又、お会いできると嬉しいです。
〜鉄子の独り言〜
旧車との別れ
鉄道ブログですし、旧車なんて書かれていたら旧型列車との別れ‥
を想像される方が多いと思われますが、
ここで言う旧車とは、先日買い替えたマイカーより以前に使用していた車について書いております。
実は近頃、自動車を買い替えまして。
運転に消極的な私は中古の軽自動車を購入しました。いえね、中古と言ってもだいぶ状態の良い出物を見つけまして。
しかも、色々な装備も付いており、新車で購入するより2/3程度の出費に抑える事が出来ました。
超お得な良い買い物をさせて頂いたと思います。
以前に使用していた旧車も軽自動車でして。
これは、色もデザインもとても気に入り、新車で20年前に購入したものでした。
しかし、さすがに経年とともにエンジン音も大きくなり、どこで付けてしまったのかわからぬ!? 大小様々なキズも増えて。
いい歳を越えた中年女が乗り回すには少々恥ずかしくなりつつありました。
そこで以前、傷を治そうと修理屋さんへ相談に行った事がありました。
しかし整備士さんは車をチェックした後、
「これは治すより買い替えられた方がお得です。もしくは細かいこだわりは捨てて、このまま最後まで乗ってはいかがですか」
と言われてしまいました。
お気に入りの車。
まだ3万キロの走行距離。(1/3は息子が走行した距離)
新車を買うには使用頻度も少なく、趣味も他にあるので勿体ない気もする。20年も使用して3万キロですから。趣味はモチロン乗り&撮り鉄ですし、撮影地までは電車移動がお気に入り。
そこで若めの年数、そして走行距離の比較的短い中古車を購入する事にしました。
車を買い替えるとなると、悩みは庭の間口の狭さです。
車体幅をチェックする必要がありましたので、購入前に中古自動車販売店から購入検討車と同じ幅の営業用車を借り、確認する為に自宅へ戻り、庭へ車を入れてみる事に。
庭の旧車を出し、借りて来た車を入れ、問題無い事を確認しました。
商談を済ませ自宅へ戻ると、先週まで付いていた旧車後部のエンブレムが無くなっている事に気が付きました。こういう物って落とした事に気付きにくいですよね。
その時は旧車がヘソを曲げたのかな?と冗談めかして笑っておりましたが。
こうして旧車に別れを告げ、中古車を購入致しました。
しかし、車を買い替えた2週間後、落として無くしていたエンブレムが私の元に戻ってきたのです。それは庭の間口幅チェックの時、旧車を仮に止めておいた場所に落ちていたのでした。
旧車は既に販売会社に下取りに出され、勿論、手元には有りませんが、その旧車が私の元に戻って来てくれた様な錯覚に陥りました。
掌に乗せた瞬間、言われようも無い感激と寂しさに包まれたのでした。
思えば、旧車は引っ込み事案だった若かりし頃の私を外へ放出し、自分でも信じられない様な積極的な体験を共にしてくれました。
視野も広げてくれた。撮影地へも迷いながら出掛けました。
私の行動全てを共にして来た旧車。
この車は私を見ており知っている。誰よりも。
勿論、車は物だし、いつかは壊れるし、感情は無い。しかし、人側は馴染みある物に愛着と情が生まれずにはいられないもの。
物にも愛情を持って接すれば感情が宿っていくのではないか。
「そんなん、ただの偶然よ」
と、思われる方もいらっしゃるでしょうけど。
縁(えにし)というのは人と人の繋がりばかりだけでは無いのだ、と思うのでした。
昔、これに似た体験をブログに書いた事があります。↓
http://emikosorakara2.hatenablog.com/entry/2015/08/19/095003
旧車の下取り価格は600円弱でした(泣)
この旧車のエンブレムが外れる事はメーカーさんの間では有名だったらしい(笑)
こんな残念な逸話も遺し、去って行ったとさ。
今日も高性能になった車を快適に乗り、私は仕入れに向かうのでした。
長い独り言になりました。
ではでは、また。
(この鉄子の独り言はわたくし個人の主観を素直に綴った物です。賛否両論御座いますでしょうが、さらっと読んで頂けたら幸いです。)