本日もようこそ。いらっしゃいませ。
今回は飛行機に乗る機会があり、乗り鉄ならぬ乗り飛び?(決して飛び乗りでは無い)が楽しかったので、ちょっとお喋りを。
一口に鉄道ファンとは言え、様々な趣味趣向で鉄道との向き合い方も様々ですが。
空を飛ぶ飛行機もまた、様々なファンがいらっしゃり、その中でも多種多様な趣味として細分化されている事でしょう。
各鉄道会社のように各航空会社により機体の形や型式、ラッピング等、違い?を楽しみ記録する。
被写体が変わっただけで鉄道ファンとやっている事はさほどの違いは無さそうですね。
そして今回、四国遠征への往復に航空機を利用したのですが、往路はJAL、復路はANAと二つの航空会社を堪能する機会に恵まれました。
とは言え、ネットでチケットを取る際、乗り継ぎの良いダイヤを選択した結果、偶々そうなっただけなのですが。
ー往路はJAL便に搭乗ー
旅の始まりである行きの搭乗はイベント性が高く気持ちも高揚するものです。
久しぶりの飛行機への搭乗、機内に足を踏み入れた瞬間、暗めの落ち着いた雰囲気でして、直ぐに真っ黒な座席が目に飛び込んで来ました。
暗く見えたのは其れがこの雰囲気を作り出していると察しました。
其れは革張りの高級そうな座席で
「手前側のビジネスクラスのみに使用されているのか…」
と格差を見せつけられた気持ちになったのですが。
私の座席はエンジンの直ぐ脇。もっと奥へ進み目にしたのは
奥まで真っ黒な革張り席の世界でした
私は番号を探し、エコノミークラスである私の座席も漏れなく革張りである事を確認します。
思わず溢れる笑。
JALってそんなに儲かっているのかしら??
等と要らぬ心配が頭を過りながらも嬉しげにいそいそと座ってみる。
冷たいのかと思いきや、ソフトな座り心地が気持ちよく、暫くは高級感に浸っていたのですが、隣席に若いカップルがやって来て座り、3人並んだ瞬間、窮屈さに先程迄の満足感は何処へやら。
やはり、エコノミーはシートの素材が変わっただけでは価値は変わらないものね。
と自分が支払った価格有りき、で納得させるのでした。
ふと機窓を覗くと預かり荷物を積んだカートから大きめの三脚や三段脚立が運び出され、機体トランクに積まれてゆくのが見える(笑)
やはり同業さんが数名搭乗されている様ですね。
頭上に設置してあるモニターに地図上での現在の運行地点と経路を記した動画が映し出されるのは良いですね。現在地を確認し、下界を見ると夏に訪れた保津川が蛇行しているのを確認出来た?のでした。
いえ、本当に嵯峨野トロッコの上空辺りを通過したと思いました。
ー復路はANA便に搭乗ー
さて、復路は疲れ果てた末の夕刻便。
辺りは暗く夜景以外は楽しみも無く寝るだけかな。と降りてくる瞼を無理に開き、唯一、この機内でのイベントであるドリンクタイム迄は睡眠は我慢しようと(←貧乏人)
外の夜景を眺めておりました。
しかし、夜景は想像以上に美しく、高松築港辺りの地形がキラキラと。山の陰影もクッキリと見え、撮影しようと思いましたが窓がカーブ状に湾曲しており、スマホ撮影では機内の明かりが写り込み、上手く撮れませんでした。
私の後部座席の御人は黒い上着を黒子の様に被り、スマホ撮影する強者で恐れ入りましたが。
そしていよいよドリンク配給タイムの到来です。CAさんが近づいて来ます。
私の前座席の御婦人はおしぼりを要求。そして
ゴミを入れる為に使用するビニールを一緒に貰えるのか?と尋ねておりました。
するとCAさん曰く
「もちろんで御座います」
と受け応えるのでした。
その表情は謙遜顔。眉毛をハの字に寄せ、眉間にはシワが。
瞼は信じられない…と言うように目を見開き、ビニールの一枚や二枚のサービスは当然よ!
の顔にプロの精神が見え隠れした瞬間の表情を私は見逃しませんでした。
私の見立てではそのCAさんの年頃はアラフォーと言ったところだろうか。気品に満ちた美貌は経験と知識から醸し出るもの。
自信に満ちでいた。
私ならどうだろう。接客をしていてこの様な受け応えは記憶に無い。せいぜい
「畏まりました」
程度のWordくらいしか出てきそうも無い。
羽田へ着陸後、座席モニターに映し出されたのは葉加瀬○郎さんとANAの制服を見に纏ったミニオーケストラの演奏。バイオリン曲で機内BGMの演奏でした。
曲名は「アナザースカイ」
何となく郷愁をそそる曲で未だに耳に残っております。
あれ?葉加瀬○郎さんと鉄道写真家の中○精也さん、ちょっとだけお顔が似ていらっしゃる!?
旅の終わり、偶には非日常の世界へ飛び込むのは刺激を受け良いものだ
と旅を〆まで楽しんだ四国遠征でした。
因みにANA座席はいつものモケット使用かぁ。
え?LCC?
其れは未経験。
飛行機乗り比べもまだまだ開拓の余地がありそうですね。
お喋りにお付き合い頂き、ありがとうございました。