女将さーん鉄道撮影の時間デスよ! 

焼きとり屋 えみソラ女将の鉄道撮影日記ブログ

岩手開発鉄道へ訪問 盛駅編

撮影日2022.11.1

 

本日もようこそ。いらっしゃいませ。

 

今回は今まで何となく足を向ける数が少なかっ

岩手県宮城県の県境へ足を運んでおりま

す。

 

昨年友人が他界し、一周忌が間近のこの日、

午前中は墓参りに当て、心のわだかまりを払拭

する為、故人と向き合い、気持ちの整理をして

来ました。

とても遠かったのですが、やはり来て良かっ

た。

 

この地域は東日本大震災で大きな被害を受けた

地域。墓へ向かう道のりには被害の爪痕を感じ

る真新しいコンクリート壁や、綺麗に整備され

た道路が目立ちます。

道路標識と同じ高さに取付けられた津波到達地

点の表示板もそこここに見受けられました。

三陸海岸より高い位置に作られた道路な筈が、

其れをはるかに超える津波の猛威は計り知れな

い恐怖で、この地域の方々の心の傷は想像を絶

する深い物となった事でしょう。

友人だけでは無く、津波で亡くなられた方々や

被害に遭われた方々の運命を変えてしまった震

災。

あの日が無かったら、もしかしたら友人は‥

今更、それを言っても "たられば" で無意味な想

像でしか無いのですが。

 

 

 

さて、少し重たい前書きとなりましたが、午後

からは以前より気になっていた貨物撮影の時

間に当てております。

一ノ関駅から借りて来たレンタカーで、大船渡

までやって来ました。

 

此処にはあまりその存在が知られていない

岩手開発鉄道があります。

石灰石輸送を担う貨物専用線です。

過去には旅客輸送も行っていた事を鉄本で見た

事が有りました。

現在は貨物のみに特化した路線の様ですが、

さて、この「開発」とワクワクする名が付けら

れた路線、どんな機関車に会えるのでしょう

か。

 

先ずはこの路線の玄関口であり、有名撮影地で

ある盛駅跨線橋へやって来ました。

マイナー路線でありながら、"有名撮影地"と呼

ぶのも矛盾を感じますが、兎に角、石灰石輸送

なので、ホキの中身をバッチリ確認しておきた

いのが、鉄の心情と言う物でしょう。

 

お昼時間を過ぎ、マッタリした空気の中、地方

路線には人影まばら。

其れに引換え、山々は紅葉に包まれ、華やいだ

色づきで賑わっておりました。

現着して直ぐに積車便がやって来ました。

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▲13:23  盛駅通過(赤崎駅へ向かう)

DD5653ホキ18b

この遠征には色々な事情もあり、三脚は持たず

に来た為、手持ち撮影です。

あ!お尻切れましたが、お構い無く(汗)

 


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後ろ姿は寄せて石灰石をメインに撮影。

ゴロゴロとした白い石コロが規則正しく盛ら

れ、コレぞ正しく盛駅

(決してモリエキでは無い)

と頷ける光景です。

(一人笑い)

 

 

赤崎駅はこの先にありますので、直ぐに戻って

くる様子。

石灰石をこの先の太平洋セメント工場へ降ろ

し、空になった便が戻るのを待ちます。

 

 


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▲13:44  岩手開発鉄道盛駅ホーム前の踏切よ

り撮影。先程撮影したDD5653が空になり戻っ

たところを入れて撮影。

 

後ろ姿の撮影は
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この先の盛川の橋梁へ向かう築堤を登って行き

ました。

 

 

踏切の先には開発鉄道の機関庫があり、

DD5651が整備中の様子。
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さて、岩手開発鉄道赤碕駅ー岩手石橋駅を僅

か11.5kmで繋ぐ、短路線の単線非電化です。

2本の便が常に行き来し、途中の日頃市駅で列

車交換している模様。

先程の撮影から約20分後、積車便がやって来ま

した。
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▲DD5601ホキ18b

曇りベースのお天気でしたが、この瞬間、何と

光が射し、紅葉と機関車を明るく照らし始めま

した。

かなりの望遠ショットな為、私のレンズでは賄

い切れませんので、トリミングしております。

画質はモヤモヤしておりますが、

この位置が最高の紅葉ショットでした。

築堤を降りる姿も絵になるなぁ。


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目の前に来たところでも撮影。

長閑な山なみが似合う、青いボディーにトラ警

戒色がクールで、男性的な力強さを感じます。

初めて見るDD56形でした。

 

次の撮影地へと移動しまーす。

続くー!

 

 

御訪問頂き、ありがとうございました。

石巻線って何処?貨物の撮影 仙台遠征記④

撮影日2022.10.4

 

本日もようこそ。いらっしゃいませ。

 

さて、仙台への遠征では三路線目となる石巻線へやって来ました。

此処への撮影訪問は同行して頂いた

関西びとながら、現在は仕事で東北に赴任され

ている「鉄追人氏」の提案でした。

関東に住む私としては、宮城県内でも"仙台"と

聞けば、まだ親近感が湧くのですが、

"石巻"と聞くと、途端に東北感のディープさが

増すのであります。

この感覚、分かりますか?

関東からは割とアクセスも良い東北エリアです

が、撮影で訪れるのは福島県以北では発となり

ます私。

石巻

宮城県だったかな?

もしや岩手県

さて、何も調べずやって来た石巻線ですが、

どんな路線なのでしょう。

 

旅客輸送はコチラのキハ110が担っておりまし

た。

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可愛らしく単行でトコトコと小牛田へ向かいま

す。

 

貨物線の方は、石巻港の製紙工場より荷役され

る紙がメインの貨物で、仙北線経由で石巻駅

石巻線に入り、小牛田駅東北本線へと荷は

引渡される運行形態と その後知りました。

 

 

此処の路線には鉄追人氏は何度か訪れているの

か、スイスイと踏切脇へと車を乗り付ける慣れ

たご様子。

直ぐに一本目となる列車がやって来ました。

 

 

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▲6657レ DD200-14コンテナ

到着早々の貨物は、今やディーゼル凸機関車の

主力に成りつつあるDD200でした。

この編成は後部1コキのみコンテナが抜けてお

り、見た目には素敵な編成で撮影出来ました。

機次位一つ抜けではややガッカリですものね。
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後ろ姿も‥

そう、此処は踏切脇。

どうやら有名撮影地で

何日か前の週末にDE10が代走で運用に就いた

影響により、沿線は綺麗に整備され、

この日はその恩恵にあやかる事が出来ました。

 

そしてその代走はこの日もあり

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▲7654レ DE10-1539コンテナ

僅かに覗く青空を入れる為、仰角気味に撮影。

何とフルコンアズキの整った編成に歓喜し、

大喜び!!

 

これを目当てにやって来たと言う訳です。

更新色が貨物運用に就いている姿の撮影は川崎

貨物以来で久しぶり、コンテナ牽引は初の撮影

となりました。

 

 

 

撮影はこの後も更に続き、

またまた次の撮影地へと向かいました。

 

続く〜。

 

 

御訪問頂き、ありがとうございました。

仙台遠征記③ 東北で夢のS字カーブを見た!トヨロンの撮影

撮影日2022.10.4

 

本日もようこそ。いらっしゃいませ。

 

 

 

皆さんは山の様に積まれた野菜を目にした事が

ありますか?

 

八百屋さんやスーパーマーケットの陳列品で積

まれている物では無く、私が目にしたのは

○ 茄子の山

×   那須の山

そう、茄子が山積みにされている光景。

此処の撮影地の横には畑が幾つもあり、その端

っこに茄子が山積みにされ、野ざらし状態にな

っておりました。

収穫しそびれてサイズが合わず、出荷出来なく

なってしまったのか?

若しくは

取れ過ぎて生産調整の為に処分しようとしてい

るのか?

 

食品を扱う仕事柄、大量の食材はよく目にする

のですが、茄子の山は不思議な光景と目に映

ったのでした。

食品販売をする上で幾つか気を付けている事の

中に、ロスを減らす事も重点に置いている一つ

であります。

SDGsも叫ばれている昨今ですし。

 

SDGs

サスティナブルディベロップメントゴールズ

「持続可能な開発目標」の略だそうで。

ワタクシ、よく知らなかったので少し勉強して

みました。

気になる方は是非コチラでお勉強出来ます。↓

https://imacocollabo.or.jp/about-sdgs/

 

作る責任、使う責任者のひとりとして。

勿体無いなぁ‥  茄子ビ。

 

 

3ヶ所目の撮影地へやって来ました。

さて、今回の撮影ですが、東北線内のコチラ

は‥

撮影地を記すのは止めておきましょう。

その方がSDGsな気が致します。

同行する氏に連れて来て頂いたのは、素晴らし

いSG(エスジ)カーブなロケーションでごさいま

す。地元民しかわからないような細い道をクネ

クネと行き、更にその奥の細道には茄子の山と

SGカーブがあったと言うわけです。

 

 

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▲3085レ EH500-40コンテナ

 


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▲4051レ EH500-7コンテナ(トヨタロングパス)

機次位コンテナ抜けておりましたが、角度的に

スカ感は回避しております。


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701系 4B

 

一度、こんなS字カーブを行く長蛇の貨物を撮

影してみたかったのです。

長蛇の貨物編成はこのカーブの尺では収まらな

い様ですが、圧巻の腰クネ編成に見ていて感動 

すら覚えます。

とても貴重な体験をさせて頂きました。

EF500がこんなにも魅力的に見えたのは初めてでした。

 

同行者様が居なければ、此処へはもう二度と来

られないような気がします。

特に、女性一人でこんなに寂しげな死角だらけ

の場所へは行かない方が良いかと。

 

またまた氏には感謝申し上げます。

 

 

 

続くぅ。

 

御訪問頂き、ありがとうございました。

185系C2編成KY廃車配給の撮影

撮影日2022.10.12

 

本日もようこそ。いらっしゃいませ。

 

 

SNS等で目にするスジ情報ですが、近頃は列車

番号に「配」や「回」の文字だけが記されてお

り、牽引機や貨物の正体を記さない物が増えて

きた様に感じます。

この意図は勿論理解しておりますが。

知識が足りない私などは、調べなくては分から

ない物が増え、其れは "得体の知れぬスジ"

という事になり、撮影意欲がいまひとつ湧いて

来ないのです。

 

今回の撮影ですが、この日は予定も多く、

「配9145レ」は知ってはおりましたが、得体の

知れぬスジと言う事で撮影意欲も今ひとつ起き

ず、見向きもしなかったのですが、

朝になり友人からの知らせで其れが何の配給な

のかを知る事となりました。

 

 

 

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▲配9145レ

EF81-139+185系C2編成

構図を取るに当たり、背景の雑物を考慮し

この構図に収まったのですが。

背景に動く雑物が現れては苦労して組んだ構図

も形無しです。

集まった撮影者の皆様、ざっと30名程は居られ

たでしょうか。

溜め息混じりの切ない思いが口々から飛び出し

ます。

 

 


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三脚より素早くカメラを外し、後ろ姿を撮影します。

丸カンよりも目立つのは空洞になったHM窓。

サイドの回送幕も紙で作られた様なプリントを

貼っただけ疑惑。お馴染みの銀色に光る国鉄

急マークも剥がされ、もぬけの殻間に哀愁さえ

漂います。部品鉄の皆様の元へ近日中に嫁ぐ運

命なのでしょうか。

 

何方かが、ポツリと

「これで最後かな」

と呟きました。

185系廃車回送の頻度は多く、またかと言う

感覚で見ておりましたが、実際私が185系の撮

影に漕ぎ着けられたのは今回を含めて二度の

み。

一度目はキチンと撮影出来る機会を逃し、

背後からの撮影に留まっていた為、今回は貴重

な機会を得た事になります。

 

もし、このスジ情報が

配9145レ

EF81-139+185系C2編成KY廃車回送

と記されていたら、どうにか都合を付けて撮影

地へ駆け付けていただろうと思います。

 

裏被りにはなりましたが、非常にラッキーな撮

影機会となりました。

 

 

御訪問頂き、ありがとうございました。

 

仙台遠征記②東北本線 有名撮影地"千桜橋"で貨物撮影

撮影日2022.10.4

 

本日もようこそ。いらっしゃいませ。

 

 

全国各地、有名撮影地は数あれど、果たして今

までどれだけの景勝地で撮影出来ただろうか?

片手で数える程度かも。

鉄道画像でよく目にする絶景の中の列車撮影。

今回の遠征で絶景撮影が叶うのかも?

 

 

仙台臨海鉄道の朝便撮影後、以前より一度訪れ

てみたかった "しばた千桜橋" へ連れて来て頂き

ました。

此処は東北本線、船岡ー大河原にある船岡城址

公園の脇に線路があり、並行する白石川の土手

沿いには "白石川堤一目千本桜" の名で知られる

桜並木がある名所であります。

訪ねたこの時期は勿論、桜の花がある訳はな

し。桜の木は終盤の緑の頃を迎えており、紅葉

にもまだ早い中途半端な様子。

お陰でひっそりと静かな公園内。

私達以外の撮影者も居らず。

偶にお散歩を楽しまれる方が通る程度。

静かな撮影地をほぼ独り占め致してお

りました。

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この時期は自生と言うよりは管理人が植えたで

あろう曼珠沙華が満開でソチラに目を奪われま

した。この近辺を走る機関車に似た赤い輝き

で、逞しい生命力を感じずにはいられません。

吸い寄せられる様に橋の階段を駆け降り、花と

同じ目線に身をかがめてみます。

何をしているかと言えば、勿論、ロケハン(笑)

花と同じ高さで列車を撮影出来る場所は無いか

と探ってみたのですが、花から線路までの間に

緑の障害物が多く、イメージが湧きません。

花とのコラボ撮影は諦め、橋の上へ戻ります。

 

 

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▲4083レ EH500-77コンテナ

貨物列車一本目は今年の七夕に撮影していた金

太77号機に遭遇。新鶴見駅から此処を通過する

までのターミナルで機次位コンテナは降ろされ

たのでしょう。機関車との隙間に緑が混じりま

した。

 

 

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▲4059レ EH500-60コンテナ

東北本線のカンガルーライナーSSは

ダイニチ+アズキ+西濃となり、揃いの青には

程遠い編成に成りますが、赤+青で配色的には

美しいと思うのです。

と、この2本の撮影は橋の階段の中段から

撮影致しましたが、橋の上へ移動致します。

 

橋上は素晴らしい眺めですが、曇りの暗さがち

ょっと残念かな。

其れでも遠くに蔵王の山並みが何とか確認出来

ました。
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E721系

暗いのでズーム流しで撮影しましたが、ブレた

様子。

桜並木は噂通り奥のカーブまで続いてお

り壮観ですね。花の頃に来てみたい。

 

練習電車はやはり必要!!

 

 


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▲61レ EH500-35コンテナ

盛岡タ行きの福通コンテナの登場です。

積載は所々歯抜けな揃いでは有りますが、角度

的にギリギリ隙間は埋まり、セーフな見た目に

収まりました。

此処で61レを撮影してみたかったのです。

夢が叶い、同行の氏には感謝致します。

 

 

さて、次は趣の違う有名撮影地へ移動致しまし

た。

 

 

続く〜。

 

御訪問頂き、ありがとうございました。