撮影日2022.10.12
本日もようこそ。いらっしゃいませ。
SNS等で目にするスジ情報ですが、近頃は列車
番号に「配」や「回」の文字だけが記されてお
り、牽引機や貨物の正体を記さない物が増えて
きた様に感じます。
この意図は勿論理解しておりますが。
知識が足りない私などは、調べなくては分から
ない物が増え、其れは "得体の知れぬスジ"
という事になり、撮影意欲がいまひとつ湧いて
来ないのです。
今回の撮影ですが、この日は予定も多く、
「配9145レ」は知ってはおりましたが、得体の
知れぬスジと言う事で撮影意欲も今ひとつ起き
ず、見向きもしなかったのですが、
朝になり友人からの知らせで其れが何の配給な
のかを知る事となりました。
▲配9145レ
EF81-139+185系C2編成
構図を取るに当たり、背景の雑物を考慮し
この構図に収まったのですが。
背景に動く雑物が現れては苦労して組んだ構図
も形無しです。
集まった撮影者の皆様、ざっと30名程は居られ
たでしょうか。
溜め息混じりの切ない思いが口々から飛び出し
ます。
三脚より素早くカメラを外し、後ろ姿を撮影します。
丸カンよりも目立つのは空洞になったHM窓。
サイドの回送幕も紙で作られた様なプリントを
貼っただけ疑惑。お馴染みの銀色に光る国鉄特
急マークも剥がされ、もぬけの殻間に哀愁さえ
漂います。部品鉄の皆様の元へ近日中に嫁ぐ運
命なのでしょうか。
何方かが、ポツリと
「これで最後かな」
と呟きました。
感覚で見ておりましたが、実際私が185系の撮
影に漕ぎ着けられたのは今回を含めて二度の
み。
一度目はキチンと撮影出来る機会を逃し、
背後からの撮影に留まっていた為、今回は貴重
な機会を得た事になります。
もし、このスジ情報が
配9145レ
と記されていたら、どうにか都合を付けて撮影
地へ駆け付けていただろうと思います。
裏被りにはなりましたが、非常にラッキーな撮
影機会となりました。
御訪問頂き、ありがとうございました。