撮影日2021.11.3
本日もようこそ。いらっしゃいませ。
さて、琴電遠征記事も終盤です。
琴平線でのレトロ車ラストラン撮影の御紹介です。
瓦町で開催していたイベント会場より車で30分程、やや飛ばし気味でやって来ました。
いえね、飛ばす気は無かったのですが、地元の皆様の運転、まぁお飛ばしになられる事と言ったらアリャしない。
私だけのんびりと走るのも後続の皆様に申し訳無いので "郷においては郷に従え" の気持ちで運転させて頂きました。
香川県の地形、道路事情は風変わりでして、関東の平たな地に住まう私としては物珍しい景色に映りました。山の形状も三角や丸、俵型とまるでお握りの様相ですし、何と言っても高低差が激しく道路はアップダウンし、カーブが多うございまして。
ついスピードが出てしまうのです。しかも、交通量が少なく運転していて楽しいのです。
景色も良いので、ドライブにも良い観光地である事を発見しました。
そうそう、やって来たのは 羽床ー栗熊 にある堤山バックの定番撮影地です。
此処に集結したのは10名程の撮影者と意外にも少なく、気合を入れて早めに到着した甲斐は無かったのでした。
琴平線での出場時刻が15:26〜18:24と夕方スジなので離脱者が多いのか?
他の路線に転戦されたのか?
或いは乗り鉄に切り替えられたのか?
お陰で平和に撮影出来ました。
▲レトロ車120+300
陽も下り、前面にオレンジが混ざり始めた光を受け、郷愁を漂わせて走り去ります。
私の大好きな光線時刻でしたが、あと数分で裏手に日が落ちそうでした。
影が迫りつつ有り、列車の到来をしゃんしゃん来て!
(讃岐弁で 早く来て→しゃんしゃん来て)
と首を長くして待っておりました。
電柱影を回避する為、堤オニギリ山の1/3は画角から切りました。
「かわつるさん、あの鮨詰め列車に乗車しているのよねー」
と、乗り鉄ど根性に感心しながら見送りました…
と、感慨に耽っている時間は有りません。
この先の駅でかわつるさんと落ち合い、次の撮影地へ向かう予定になっております。
そう、いよいよ氏との初撮影が叶うのです。
急いで撤収し、羽間駅でかわつるさんを拾い、榎井駅先へ向かいました。
撮影地は県道200号のオーバーパスへやって来ました。
すっかり日は落ち、金比羅山の向こう側に夕焼け雲が見えております。こうなってしまうと露出が心配ですが、あと10分足らずで折り返しレトロ車がやって来ますので急いで準備を。
▲1206+1205 金刀比羅宮ラッピング車
側面には「しあわせさん、こんぴらさん。」
とペイントされております。
良いキャッチフレーズですね。
4年前、琴電に乗車しに来た時に金比羅山の参道階段を300段登り、まだ先の本宮へ心を馳せお参りした事を回想しておりました。
苦労して階段を上がり御利益を得、幸せを噛み締める。誰かが仰っておりましたが、幸せと思う気持ちは自分次第。アレもコレもと欲張るから他人を羨む事になる。
無い物ねだりはいけません。
現状を素直に受け入れましょう。
さて、練習電撮影を確認するも、何故かピンと来ない。←でも妥協出来ない
思い描いていた構図とズレがあり、悩んだ挙句、円窓を美しく撮影する目標を思い出したのです。
この撮影が最後なので後悔したくない。
かわつるさんを陸橋上に残し、私は陸橋を降り、下での撮影を試みました。
此処で撮影しようと誘っておきながら、氏には申し訳無く思っております。
急いで構図を組み直すと、直ぐにレトロ列車はやって来ました。
▲300+120 榎井ー羽間
返しは一色塗りで円窓付きの300号が先頭です。
そうそう!デコライトと円窓がキラリと輝くこの姿の撮影がしたかったのです。
香川まで飛んできた甲斐のある撮影が出来ました。
私はフライト時刻が迫っている為、この撮影でタイムアップ。かわつるさんはこの後もレトロ列車を追いかけ、最後の乗車を楽しまれに向かいました。
かわつるさんとは、ほぼ初めましての撮影になりましたが、とても気さくにお話しをして下さり、お陰様で楽しい旅になりました。改めて感謝申し上げます。
又、この日、撮影やイベントに参加された皆様、お疲れ様でした。
では、御訪問頂き、ありがとうございました。