撮影日2018.9.5
台風一過のこの日、関東地方に また 暑さが戻って来ました
折角の晴天、撮影にお出掛けしてきました
選んだのは、秩父鉄道の貨物車
秩父 と、聞いて、思い出すのは、荒川のライン下り?夜祭り?SLパレオエクスプレス?
やはり、太平洋(旧秩父)セメントは外せないでしょう
えっ!?秩父鉄道を御存じない?
実は、関東でもマイナー路線の立ち位置なので、全国的に知名度は低めかも知れませんね
この路線は埼玉県北部を東西に結ぶ、意外と貴重な路線なのです
埼玉県民は、東京へ上る路線は確立されており、アクセスも良いのですが、横移動となると、時間が掛かり、不便なものです
県東部の羽生(はにゅう)駅より熊谷(JR上越新幹線線と接続)を通り、寄居(JR八高線と接続)、秩父、終点の三峰口(みつみねぐち)駅まで、2時間ちょっと
71.7㎞、38駅の全線単線です
そんな路線ですが、私鉄の中で貨物列車の走る、数少ない路線です
セメントの元となる石灰石を、三角バケツの貨車ヲキ(ホッパ車)、ヲキフ(車掌車付きホッパ車)に盛り入れ、運ぶ姿は壮観です
武川駅からは三ケ尻線に入り、太平洋セメントがある工場まで運ばれます
熊谷貨物ターミナルとも繋がり、そちらからは燃料となる石炭も工場へ運ばれて来ます
東武鉄道や東京メトロの甲種輸送車も この三ケ尻線を通り、羽生駅や寄居駅まで秩父鉄道の機関車で輸送されております
秩父鉄道の中でも有名な、あの撮影スポットへ行ってみます
下車したのは上長瀞駅
此処には、荒川に架かる鉄橋を走る姿を
捉える事が出来る河原があります
簡単な道の様ですが、一応、駅員さんに道を尋ねてみました
台風後と、昨夜のダムの放水と で、今日は水かさが増していて、河原に下りられないかもしれない…
との情報を頂きました
河原に到着
荒川橋梁が見えます
やはり、水が普段よりも多く、濁った色の水がダクダクと流れていました
広い河原は無事で、下りて撮影が叶いました
だいぶ望遠力がないと、捉えるのは厳しそうな程、遠いです
水位が少ない日ならば、もっと近くに寄れるのでしょう
上り方面の貨物は石灰石が満載です
一体、幾つの貨車を列ねているのやら
長編成がこの橋のキャパを超えており、列車全体を橋の上で捉えるのは無理のようでした
下り貨物の車列は軽々 空っぽ
これから、この先の影森駅の採掘場へ、石灰石を積みに行くのでしょう
この写真のみ、見やすいように、トリミングしてあります↑↑
あらまぁ!デキの後ろのホッパ車は、車掌車付きのヲキフでした
35年位前まではこの車掌車は使われていたようです
今は車掌無しで運行
私の見立てでは、貨車の最前後に付いているのだと思いました
時刻表も調べず、ロケハンも行きながらになり、行き当たりばったりの撮影になりました
さながら、秩父鉄道の下見に来たと、言ったところでしょうか
この後、ラッピング車両を撮影
16:21 秩父三社トレインのラッピング車 7705F 三峰口ー白久
この辺りに開けた田畑をネットで調べて来てみましたが、見つからず、線路沿いのやや開けた畑で撮影しました
左の石塀と、右の電柱が邪魔でしたが、ギリギリ枠に収まり、セーフ?では??
はっきり言って、チチ鉄はとても魅力的でした
間近で見る貨物編成の迫力と言ったら もう!!!
恐らく、今後は通ってしまいそうです
~撮りみちメモより~
撮影地へ向かう国道沿いに、有名なかき氷屋さんがあるので、ちょっと寄り道してきました
阿佐美冷蔵さんです
上長瀞駅より、徒歩6分位
Googleマップより参照
此処は全国的にも珍しい、自社製の天然氷から作るかき氷を提供しているお店です
連日 大盛況で、繁忙期は一時間待ちの長蛇の列が出来る程です
私が尋ねたこの日は 9月に入った平日にも関わらず、大勢の人で賑わっており、外で5名程の人が並んでおりました
店内だけではなく中庭にもテーブル席があり、100名近くは受け入れられそうです
並んでいる間に注文を済ませ、座席に氷が運ばれてきたところでお会計のシステムでした
店内は照明がほの暗く、ジャズが流れ、センスの良いレトロな雰囲気に包まれていました
"和モダニズム"と、言ったところでしょうか
私は 抹茶黒蜜氷に 白玉と小豆のトッピングをチョイス
フワフワに山のように盛られた白氷に自分で抹茶等をかけて食べます
その食感は氷と言うよりは、乾いたバージンスノーを思わせる柔らかさでした
口に入れるとフンワリ すーっと 溶けて無くなります
食べきれるかと心配しておりましたが、あっ!と、言う間に平らげてしまいました
トッピング込みで1500円也
高いと感じるか?安いと感じるか!?
しかしながら、今までのかき氷のイメージを覆す、味わった事のない美味しさでした
天然氷を使ったかき氷屋さんは、栃木県の中でも有名な観光地、日光にもあります
関東に訪れた際は、是非、味わってみては