女将さーん鉄道撮影の時間デスよ! 

焼きとり屋 えみソラ女将の鉄道撮影日記ブログ

越中島貨物線を見に行きました

撮影日2020.9.1

 

本日もようこそ。いらっしゃいませ。

 

早いもので季節は9月。

 

7月は梅雨

8月は猛暑

9月は台風!?

 

何れにせよ、その他の障害もあり、今年は過酷な夏ですね。被害が出ぬ事を願うばかりです。

疲れが出やすい時期です。しっかりと夜はお休み下さいませ。

そうそう、お布団のマットレスを替えたらグッスリと眠れるようになり、朝から身体が快調です。不眠や疲労の蓄積でお困りの方、布団を替えてみるのも一手ですよ。

 

 

 

さて、今回訪れた撮影地は東京は江東区にあります越中島貨物線です。

この時期にここを訪れるのは微妙な緊張感はありますが、自宅より車で現地入りし、ロケ地を車移動にてリスク回避を実現しております。

何よりDE10に逢いたくてねぇ。好きで無い運転を2時間もしてしまいました。

愛の力というのは驚くほどアドレナリンが出る物だ

(何のコッちゃ)

 

 

ここはJR貨物レールセンターより出荷される工臨用レールの出荷元でして、東京内では唯一の非電化路線であります。

この路線では高崎機関区のDE10型が主に活躍し、レールの運搬を行っております。

このDE10による輸送はここ越中島レールセンターから新小岩操車場間となっております。

新小岩操からは今のところお馴染みJR東日本の機関車達が各地への運送を担います。

 

関東地方でこのDE10が貨物輸送する姿を目撃出来るのは今では稀少となりました。ここでは頻度には差がありますが、ほぼ毎日輸送されております。(日曜は運休)

 

初めの撮影地はその貨物レールセンター入り口脇にあります新砂踏切です。

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定期便である9295レがやって来ました。
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▲12:28 DE10-1603(単機)

本日活躍するDE10は1603号機。色っぽいオッサン。語呂合わせですが、色っぽいオバさんでも行けそう!?かも。お年頃も中年世代だし。

 

目の前に真っ直ぐの一本レールが。一見、良い撮影地に見えますが、実際に撮影してみると目の前に機関車が来た場合、

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▲こう成ります(笑)   DE10LOVE構図でした。

機関車で後部の貨物は隠れてしまいますね。

この便は単機でやって来たのでこれでも良いのですが、長蛇の工臨を牽き連れている場合はこの位置は不向きですね。踏切りの向かい側は雑草の勢いが大きく目隠しになり、あまり良いポジションとは言えません。
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▲後ろ姿

踏切り通過後は直ぐにレールセンターの敷地内に入ります。ガードマンさんのいらっしゃる所がレールセンター出入り口でして、トラックが行き来しておりました。

線路が登り坂カーブになっており非常に魅力的ですが、あちら側は撮影は不可。

背後の林立したマンション群が東京らしいです。ここには長閑さを感じる隙間もありません。

 

 

 

さて、もう一本、定期便を撮影しております。

次の撮影地は小名木川付近。この辺りで撮影された写真はよくSNSに上がっております。

小名木川橋梁と平行して架かる都道306号の橋から真横構図で撮影される方が多い様ですが、他の方と同じでは面白味がありませんので、ここは冒険ですが、橋梁の真下へ布陣しました。

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▲13:42  9294レ  DE10-1603+チキ4b

またもやDE10LOVE撮りに(汗)


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1エンド側の車番が見える位置でもう一枚。背後のタワマンも参加。実はあのタワマンの背後にすっぽりスカイツリーが隠れております。ちょっと残念。

こうして見ると、1エンド側が先頭になる方がわたし的には好みです。今回は2エンド側先頭でしたが。
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橋を渡り終えると大きな木があり死角に。その先は築堤を行きます。チキを牽く全体像が撮影出来たのはこの一枚になりました。遠過ぎて小っちゃい(汗) 予想はしておりましたが、チキを無視しての撮影になってしまいました。

撮影地をもっと吟味したいところです。

 

この日の貨物出場はこの2便にとどまりました。他にも撮影地を周っていたのですが、この日の運用は無く、撮影出来ず残念でした。

また撮影し直しに来ようと思います。

 

 

御訪問、ありがとうございました。

またのお越しを心よりお待ちしております。

 

 

 

 

    〜撮り道メモ〜

  

   都会ならではの撮影地事情

 

久しぶりに東京らしい東京へやって来ました。

東京らしい‥と言うのは私の故郷は東京の下町、南千住でして、最近でこそ大きなマンション群が出現し始めましたが、まだまだ下町情緒が残り、都心の雰囲気とは違った風情があります。

私のイメージする処の東京は新宿や渋谷の様にビルも人も多く、混雑している場所です。

と、考えているあたりが東京出身の田舎者たる所以だと気が付いております。

ここ、江東区の辺りも車も人も多く、隙間さえ出来ればアッ!と言う間に駐車場に。工場が無くなればマンションか大手ビルに変化する。

そんな場所でして、空き地など微塵も無いのです。

私がこの辺りで撮影しようと思った切っ掛けのSNS記事に、撮影リポートを上げていた方のを参考にして来てみたのですが、街は様変わりしておりました。よく見るとその記事が書かれたのは10年前。それだけ経てば東京ですので変化はやむ終えないのでしょう。

その記事での撮影地を探しましたが、今や何処にも空き地が見当たりません。線路の脇に広めの何も無い草原地帯があった筈なのですが、そこはスポーツ施設になった様でした。僅かな隙間さえも建物が建つ。JRが土地を切り売りしたのだろうか?

 

ロケハンしていて一番困ったのは車を停めるスペースが無い事。コインパーキングがあちらこちらに有るのですが、全て満車状態。エアロケハンしてチェックしておりましてので安心していたのですが、行ってみたら停められない状態でした。後はタイミング良く開きになる事を運を天に任せるしか無い状態です。

目星を付けておいたロケ地もコインパーキングになっておりました。

有りとあらゆるパーキングを周り、一番高いと噂の場所にようやくあり付けました。

 

2箇所目の撮影では大手商業施設内に大型のビル駐車場あり、駐車させて頂いたのですが、そこは線路の直ぐ脇。俯瞰で良い構図が取れる眺めでした。高さも丁度良く、カメラを構えて試し撮りをしてみました。

暫くすると警備員さんがツカツカとコチラへ向かって来て注意を受けました。

どうやら線路向こうの目の前にあるマンションの住民から「撮影しないで欲しい」と苦情が入るのだそうです。その警備員さんのお話ではここには何人も撮影者が訪れ、その度に事情を説明しているのだそうです。マンションの住民の方は盗撮されているかも?と思われるようです。

東京らしい事情だと思いました。SNS普及の昨今、撮影画像は武器に匹敵する力がある事を思い知ったのでした。向けた方は悪意は無くとも、向けられた方は恐怖心を抱く。そんな時代なのです。

此処は田圃も畑も空き地も無い。ローカル撮影地とは違う。何処へ向けても画像に人が写り込み易い。

仕方なく下りて別の場所へ移動致しました。

 

撮影地に合った撮影方法をわきまえなくてはいけないと思う出来事でした。