撮影日2021.8.18
本日もようこそ。いらっしゃいませ。
前記事の続きのお話になります。
さて、新潟県内を走る車両で気になる存在と言えば、やはりその数を減らしつつある115系であります。
関東甲信越圏内での運用は僅か2エリア(しなの鉄道とこの新潟地区)だけになった今、その路線の一つである新潟エリアの越後線へ来ることが叶いました。
もっと早めに撮影に来たかったのですが、その内に と考えていたら出掛け辛くなってしまいまして。
しかしながら、今回はマイカー&運転手付きと理想的な形で来ております。(家族に感謝)
早朝より車出しをして貰い、貨物撮影の後は吉田にある 粟生津ー分水 の中間地点辺りにある跨線橋へやって来ました。
えっ?何故、一人で運転して周らないのか?
ですが。
家族の車、大ぶりでして、軽車専門の私には些かハードルが高う御座いますの。
さて、この辺りは有名な撮影地なのかも知れません。
背後に弥彦山を入れての撮影が出来る絶好のロケーションでした。
跨線橋上からの撮影を考えておりましたが、現着してみると歩道の無い道路なのでそれは断念し、跨線橋下よりの撮影です。
先ずは寺泊方面行き列車を待ちます。
定番の稲穂ショットでもと。
稲穂の状態もそろそろ色づき始め、黄色に近い状態になりつつあり綺麗です。
▲132M列車 N38編成
相変わらずの重たい雲で弥彦山も雲隠れでしたが、やって来たのは湘南色。
これには懐かしい気持ちになりました。
高崎方面でも活躍していて、馴染みのあるこのかぼちゃカラーの115系は久しぶりの撮影になりました。
今度は跨線橋の下をくぐり、吉田方面行き列車を撮影します。
見通しの良いカーブの手前にストレートラインが見えます。
ロープが2本張っているだけのシンプルな電線はトローリー線の様です。朝は吉田方面行きは順光時間で電柱も片側のみなので、良い撮影が期待出来ます。
▲129M列車 N33編成
若干、陽射しがあり、明るめに撮影出来ました。白い空に白い車体と同化してしまいそうですが、派手なラインに助けられました。
奇抜な色使いと思い切った塗装デザイン。
旧弥彦色塗装でした。
この塗装で思い出したのがヒッピーファッション。
おでこに巻いたバンダナやリボン、原色の派手な色使い、袖や裾広がりを風にビラビラとなびかせて歩く懐かしいあのスタイル…
とは申しましても、リアルタイムでは私も体験はしておりませんので、最近この様なファッションがリバイバル的に流行っていたのを思い起こしておりました。
そう、良いものは流行として繰り返すものです。
車両の塗装も長年の内に何度か変更されたり、リバイバルとして繰り返す。
そんな良きサイクルと古き良き時代を懐かしみ、楽しむ余裕が
我が国の鉄道界にはある事を幸せに感じます。
私としてはこの塗装は初お目見えでして、"懐かしさ" と言うよりは "斬新さ" を感じました。そして、一度は撮影してみたかったこの塗装車に当たった事はツイていた様です。
越後線ではどんな塗装の編成がやって来るのか、ワクワクしながら撮影しました。
何故なら、ここの115系は元長野県で使用されていたものが7編成活躍しており、其々が新潟に由来する色やデビュー時の色に一編成一塗装の状態で運行されているからです。
その日、どんな塗装車が撮影出来るのかは時の運と言うわけです。
ここでは3両編成の短め編成の撮影だったので、撮影地を移動し、次は2編成6bの長編成の115系を撮影しに行きました。
次回へ続きます。
御訪問頂き、ありがとうございました。