撮影日2021.10.17
本日もようこそ。いらっしゃいませ。
この日は昼過ぎまで雨予報。
外も暗く露出の確保が難しそう…
なんて考えながら外をチラ見しております。
店の開店前の仕込み中の出来事です。
撮影時間を稼ごうと仕込みを急ぎます。
何故なら、もうすぐ団臨が来るから。
今回の被写体は 東武鉄道所有車の中でも古豪の域に達している350型です。
この度「SL大樹」や「SL大樹ふたら」などに使用する12系客車を改造した展望車が登場し、その記念のお披露目ツアーの前座的車の撮影です。
このツアーの見どころはSLでは無く、ましてや350型でもありません。
南栗橋駅以北の客車牽引がDE10-1109北斗星色である事と、それに改造展望客車を牽かせると言うファン必見の企画となっております。
ぶどう色と青色の展望客車…
見たいし撮影したいものですが。
浅草駅⇄南栗橋駅 は350型運行
乗りたい✖️
撮りたい◎
ですね(笑)
しかし、鬼怒川方面へ出向く事は愚か、南栗橋駅にも行けず、DE10を撮影しようなどとはとんでもハップンな身の上、職場付近で撮れるものを撮る事とします。
▲展望車ツアー団臨の350型4連
通過時は結構な雨降りとなりました。車両フロントガラスに雨が映ります。
この撮影のポイントはやはり東武車の中で唯一HMが付いている車種な事。
今回は "団体専用" の文字ですが、土日祭日の特急運行時には花のイラストと"きりふり"の文字入りのHMが付き、懐かしい雰囲気を醸し出しております。
沿線柵に三脚を跨がせ、雨ガッパスタイルにビニール傘をさし、一人佇むオバチャン。
カッパのフードを目深に被ります。
ああ 見逃して下さい。
そうそう、見逃せないのは林立する左の電柱達ですが、4連ならばそれもクリアしました。
練習電のお尻、皆さん電柱の犠牲になってしまいます。
▲10000系 2+6ブツ
貴重な幕車がやって来ました。北春日部幕も何気に希少です。
東武10000系の変わった特徴として、ぶつ切り編成運行なのです。まるで2両編成と4両編成車が連結したかの様に見える事から
「2、6ブツ」 等と呼ばれます。
▲東武車の中でも通勤型の地味な存在である50050系です。10両編成もお尻が電柱に齧られました。
シンプル過ぎるその面持ちはファンはやや少な目。
しかし、急行として埼玉県は久喜駅〜東京都心を通り抜け、神奈川県の中央林間駅まで走る通勤通学の強い味方でして、縁の下の力持ちと言った所です。
その後、DE10北斗星色+展望客車運行の様子はSNSで広く公開され、皆様の目に触れるところとなりました。
この日撮影された皆様、ツアー参加の皆様、お疲れ様でした。
それでは御訪問頂き、ありがとうございました。