撮影日2023.9.6
本日もようこそ。いらっしゃいませ。
海上コンテナの魅力というのは不思議なもので
す。塗装、社名、ロゴのデザイン、マーク等、
所有会社により様々。何より気になるのはその
国籍。異国の地より積まれたコンテナの中には
何が入っているのやら?
何処の地を旅立ち、経由し、現在の港へ辿り着
いたのか?
想像するだけで、浪漫の宝庫。
コンテナには中身が見えないからこそ、想像を
掻き立てる魅力があると感じるのです。
私が海上コンテナの魅力に引き込まれて行った
のは、早朝に宇都宮線内で撮影している4072レ
の積載を眺める事が楽しくなった事からでしょ
うか。中でも、ピンク色のコンテナに目が留ま
り、そのシンプルな社名ロゴの形状とキュート
な色合いがベストマッチで、一気にファンにな
ってしまいました。
▲4072レ 7/26撮影
東京ターミナル〜宇都宮ターミナルを結ぶ海上
コンテナ貨物列車。
往路が4073レ(東京タ発)
復路が4072レ(宇都宮タ発)となります。
宇都宮ターミナルで荷下ろしされ、復路のコン
テナの中身は空、つまり返空だと聞きました。
いつも撮影している早朝便、どんな物を運んで
いるのか?と想像を膨らましておりましたら、
実は空っぽだったのですね。
さて、お船の撮影にやって来たのは青海南ふ頭
公園です。お天気かアレで御座いますが(笑)
公園隣りもターミナルで
"エバーグリーンコンテナ東京ターミナル"
の敷地でした。緑多めのコンテナが積み置かれ
ております。
背の高いキリン?の形状に似たクレーンが大き
く立ち並ぶ様は壮観です。
▲Googleマップより
地図は東京湾岸の上空写真。
右上、青い矢印の辺りが青海南ふ頭公園。
その対岸にはコンテナ船ターミナルが点在して
おります。
地図上下には羽田空港ターミナルも見えており
ます。
飛行機の離発着風景も同時に眺めることが出来
ました。
時刻は午前7時。沖合から次々と大型コンテナ
船が入港して来ます。
▲YOKOHAMA TRADER号
一番乗りのコンテナ船でした。物珍し気で熱心
に撮りました(笑)
ハングル文字も見えます。
四艘目に入港する船にピンク色の物を目視しま
す。
船体中央にONEの白抜き文字が確認出来ました。
紛れも無く待ち望んでいたハンマースミス号の
入港です。
▲井本商運 "まいこ"
小さめのコンテナ船も並んで入港して来ます。
フィーダー輸送と言う言葉を初めて知りましたが。
フィーダー輸送とは、主要港から大型船が寄港
できない地方港への小型船による二次輸送の事
を呼ぶそうです。
この "まいこ" は何処かの港で大型船より荷を積
み直し、小回り輸送の担い手、と言う訳です。
積載も小ぢんまりしております。
ONE(オーシャンネットワークエクスプレス)の
船が近づいて来ます。
▲ONE HAMMERSMITH
タグボート誘導でターミナル1/2を目指します。
ピンク塗装下の水面着水部には、赤い喫水線
(船体が水に浮かんだ場合の水面の線)が見え
ております。積載は満載では無く、60%程度で
しょうか。
着岸までもう少し。都会的なビルと薄ら富士山
とのショット。
エンジン音が変わりました。バックギアに入っ
たようで、強めに煙を吹き上げます。
タグボートが後方真横に着き、船を誘導しま
す。
無事に着岸。
ONEボヤージュデータがあります。
入港から着岸まで、50分弱掛かった事になりま
す。大型船の圧倒的な迫力とパワーは見る物を
魅了し、感動さえ覚えます。
あの大きさで多くの物を運び(飛行機も同じです
が)水に浮く。
何よりこのハンマースミス号の場合、あの大き
さでチャーミングさを感じるピンク塗装。
曾て、こんなに大きなピンク色の可愛い物が
この世に存在していたでしょうか?
今回、海上コンテナ船にまで衝撃のピンク塗装
が存在する事を知り来てみましたが、この大
型船の世界も奥が深そうです。
ごく浅い知識で、ただ撮影した記事で申し訳有
りません。
物足りなさを感じる方は、ネットで多くのブロ
ガーさんや商船会社のHP等で様々なデータが掲
載されておりますので、其方も御覧下さい。
御訪問頂き、ありがとうございました。