先日、東京メトロの千代田線と日比谷線の留置中の車両に、スプレーで落書きをされると言うイタズラが連続して起きました
新型の13000系も中目黒駅構内で被害に会ったのだそうです
社員の皆様の御尽力により、今は落書きも消され、無事に運行に当たっている事を知り、安堵しましたが…
本当に人の迷惑も省みず、許せません
何より、悲しい
社員の皆様、お疲れ様です
撮影日 2018.1.17
この日は朝からドンよりと曇り空
今にも雨が降りそうです
外での撮影は厳しいかな
作年末より追いかけていました、東京メトロ 銀座線の1000系復刻版車両の撮影に出掛けて来ました
此処なら地下鉄のホーム撮りが出来るので、雨を気にしなくてすみます
実は年末に一度、撮影に訪れているのですが、その時は私のお出掛け時間帯と2編成しかない出場の時間が合わず、復刻版車両へのお目通りは叶いませんでした
今日はどうだろう?
そんな行き当たりばったりの突撃取材です
先ずは、前回訪れた時、出場のダイヤを教えて頂いた、三越前駅改札口の インフォ窓口へ直行し、本日のダイヤを聞き込みします
何しろ
何時出場するか分からない!
といった触れ込みなのですから
三越前駅に降り立つ私
直ぐに異変に気が付きました
何と!いつの間にかホームドアが設置されているではありませんか!
この駅は島式ホームな為、撮影しやすかったのに…
仕方がありません
2年前に 銀座線の青山一丁目駅で、盲導犬を連れた男性が 線路に落下すると言う 痛ましい死亡事故があり、急速なドア設置が進んでおりました
まさか、全ての駅にもう設置が終了していたら、どうしよう…
と、言うのは 鉄ファン(私)の勝手な都合です
憂いても仕方がありませんが
取り敢えず、窓口の駅員さんに聞いたところ、現在2編成出場している事が判明しました
「後、5分後位に渋谷行きの復刻版が来ますよ」の言葉に 喜びを隠しきれない私
小躍りしながら、ホームへ戻りました
(モチロン、踊るのは心の中だけよ)
やったわぁ~!とうとう出会えたわ
渋谷駅ホームで撮影しました
既存の車両との違いは、何と言っても この
一つ目の前照灯です
東京地下鉄株式会社(当時の社名)の社紋が、描かれておりました
東京→ T と地下鉄→ C なのでしょうね
銀座線の歴史は地下鉄の歴史と言っても過言では無いようです
昭和2年に銀座線は、浅草ー上野間の 僅か2.2キロの路線で開業されました
数年の内に、萬世橋→渋谷と営業距離を伸ばし、今に至ります
そして、今や何と!90周年
萬世橋駅(神田ー末広町間にある)は 今は廃駅になっておりますが、作年末には ライトアップのイベントがありました
残念ながら、見られませんでした
銀座線は開業90周年を記念し、この復刻版車両を造りました
前面には記念のステッカーが貼られております
私が乗車出来たこの1140fは、昨年 日本車両で製造された新車でした
車内はとても人が多くて…
スマホにて、苦労して控え目に撮影してきました車内を御覧下さい
従来の車両との違いは、この涙形のつり革
旧型の雰囲気+LCDパネル
レトロが台無しな気もしますが、そこは仕方がありませんね
そして、初期の車両に付けられていたレトロ調の常備灯
ポイントの繋ぎ目で、車内のライトが一瞬消える為、旧型の車両には常備灯が設置されていました
「地下鉄に乗り、車内が一瞬暗くなる」
実は、私の幼少期の記憶の中に、その思い出が微かに残っております
家族で銀座線に乗車
私の兄が、「もうすぐ消えるぞ!」と言った側から車内が暗くなり、常備灯の灯りだけになり、ほの暗い車内がとても怖かった記憶がありました
と!言うことは、40年位前までは バリバリ現役で常備灯が使われていた事になります
何時から使わなくなったのだろう??
今はモチロン、消える事は無くなりましたが、
イベントの時などは、一瞬だけ消して、当時の常備灯だけの雰囲気を再現しているそうです
車内の手すりは全て落ち着きのある真鍮製!?の様な手すりで高級感があります
木目調の車内装に金色の製造社名プレート
右側からの旧読み表記の細かさに感動しきりです
実はシートが昔ながらのベルベット緑色でしたが、撮影出来ませんでした
何しろ、都心の中心部を走る路線なので、13時頃でもラッシュ時の様に混雑する車内
とてもカメラを向けられらませんでした
島式ホームの駅でもう一度、撮影する為、下車しました
確か…
日本橋駅だったかな?
後ろ姿です
壁のタイル張りがお分かりてしょうか?
ホームは昔のままの内装なのです
しかし、急速にホームドアの設置と構内のリフォームが進んでおりますので、この駅も近々、見違える程、綺麗になりゆくのでしょう
貴重な物を記録出来た気持ちがしました
都心の萬真ん中
地上では大きなビルや整備された道路
人混み
そんな中にも僅かに残る鉄道遺産の名残を探し当て、発掘した気分になれました
しかしながら、また一つ欠片も消え行く運命の様です
復刻版として甦った昭和の面影
あの日の思い出と重ね合わせ、この日をまた心に刻むのかな