女将さーん鉄道撮影の時間デスよ! 

焼きとり屋 えみソラ女将の鉄道撮影日記ブログ

安中駅で貨物の入れ替え作業を見学

撮影日2021.4.6

 

本日もようこそ。いらっしゃいませ。

 

この日は吾妻線で撮影後、信越線へと撮影地を移動しております。

 

以前より訪ねてみたかった安中駅へやって来ました。ここ安中駅横には亜鉛の精錬工場である東邦亜鉛株式会社の工場と、その貨物の引込み線が広く備えられており、ホームからは入れ替え作業を見学する事が出来ます。

 

昨年夏、亜鉛の発送元である東邦亜鉛いわき工場から出場する貨物を担う福島臨海鉄道へも

この亜鉛輸送の工程を知る為、撮影に出向いております。

 

emikosorakara2.hatenablog.com

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夜跨ぎの5095列車の撮影は記録しておりませんが、別の便である2095列車のEH500が泉駅へ到着し、荷物を解く姿を記録しておりますので、御覧頂き、そのイメージを捉えて頂き易いと思います。

 

 

大まかにこの亜鉛輸送(通称、安中貨物)のルートを説明しますと、

東邦亜鉛工場の小名浜製錬所〜安中製錬所へ

焙焼された焼鉱や、亜鉛とその中間製品を輸送する物で、工場で積まれたコタキとオトキは福島臨海鉄道のDD56形牽引により泉駅へ発送されます。

泉駅からはJR東の牽引で、EH500により此処、安中駅まで発送されます。

 

[返空]

20:45発 6:32着

高崎操→(5098)大宮

大宮→(ヨ5095)水戸→泉

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[単機]

泉→(5095)いわき→(5094)泉

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[積載]

11:41発 17:07着

泉→(5094)大宮→(5097)→安中

ーーーーーーーーーー

[返空]

20:04発 20:21着

安中→(5098)高崎操

 

(2021年度現在) 

記録として残す為、記しました

 

 

さて、撮影地は安中駅先(下り側)にある線路を跨ぐ道路の脇に、工場へと続く歩道階段があり、此処より入れ替え作業を俯瞰で撮影致しました。

 

 

16:30頃、動きがありました。

いよいよ貨物入れ替え作業が始まる様です。

工場内は緑のスイッチャーDB301が先導役を果たしております。

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構内に3と2に分けて留め置かれていたオトキを牽引、5bに連結させ、奥の留置線へ押し込みました。

 

 

 

17:14、若干遅れて5097列車が到着致しました。

 

この日の荷物はオタキ12b+オトキ2bと、中々の積載がありました。
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EH500は牽引を解き、ポイントを変え、荷の後方へ下がって行きました。
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この後はスイッチャーDB301が荷物を担い、

コタキを2bに切り離し、工場の奥へと牽引して運び入れます。

 

17:30、そろそろ日も暮れそうです。浅間山が綺麗に見えておりました。

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5097列車が到着前に隅へ寄せて置いたオトキに丸カンが充てがわれております。

この5bが今夜の貨物の最後尾に連結される様です。

どうやら、前日に運ばれてきたオトキは翌日に牽引され、小名浜工場へ戻るのですね。

 

 

 

 

目の前で見学出来そうな安中駅下りホームへ戻って来ました。

 

コタキを2bずつ工場へ運び入れる作業を6回繰り返しました。
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後方に控える一つ目点灯のEH500-9を桜と共に捉えます。数の少ない若番塗装車に当たった事もラッキーでした。

 

 

18:06  1時間掛けて約半分の荷物の納入が終了します。

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コタキを半分工場内へ入れた後、空の6bを引き連れて駅構内へ戻って来ました。

取り敢えず、脇の線路へ留め置きました。

 

 

その後もコタキを2bずつ工場内へ運び入れます。露出が徐々に持たなくなり始めました。
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18:47 留め置かれたコタキと工場夜景
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山の斜面に東邦亜鉛工場は立ち、様々な形のプラントが斜面一杯に拡がっておりました。

夜になると点灯したライトが闇に浮かび、要塞の様にも不夜城の様にも見えてきます。

 

最後の荷、オトキ2bの納品が終了し、この日の荷物は全て工場内へ納まりました。

 

 

そして最後は、この後 一時間後に立つ5098列車の編成を組み立てます。

 

空のコタキをDB301が入れ替えながら6b+6bに繋げ、EH500の近くへ留め置きます。

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最後に前日のオトキ5bを繋げ、編成を完成させました。
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19:08  約、2時間掛けて荷物開放と返空便の準備が整いました。
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最後の小名浜駅行きの空編成

EH500-9+コタキ12b+オトキ5b

 

この後、20:04発の5098列車で高崎操車場へ向かい、EH500-9の仕業は終了となります。

その先は新たなEH500の牽引により泉駅へ立つ事になるのです。

私はこの一分後の電車で帰宅に就いておりますので、その様子は記録出来ませんでしたが。

 

 

 

この安中貨物に興味を持ったのは、以前、高崎線沿線で81牽引の工臨撮影に出向いた時、同じ撮影地で出会った同世代の女性撮り鉄さんが囁いた台詞からでした。

 

「安中貨物まで撮影して帰ります」

 

その後、この便が私の御近所を日常的に通過している事を知ります。

撮影の注目度が上がり、赤い機関車と赤い貨物に面白味を感じる様になり、魅力に取り憑かれたかの様に福島まで撮りに行く程、入れ込んでしまいました。

いつかこの便の終着点である安中駅へ撮影に行こうと機会を待っておりました。

ようやく撮影が叶い、点と点が結ばれた様に感じ、達成感で満たされております。

 

 

記録的な記事になり、長くなりました。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。