本日もようこそ。いらっしゃいませ。
忙しくて撮影に行けておりません。
まだ、先日の西金ホキ工臨の名残で幸福度満タ
ンでして。
撮影はしませんが満たされておりますので、ス
トレスはありませんが。
ただ、何か書きたいなぁ…
また次回、凸車の撮影が出来るのはいつになる
事やら。
さて、前回撮影した西金工臨はこの前の更新で
御報告済みでは有りますが、その後、新たな撮
影もしておりませんので、その時の裏話でも
ツラツラと綴ってみましょうか。
この撮影地へは家族と一緒に出掛けたのです
が、連れに撮影地へ来てもらったのは初めてでした。
私はいつもの様に撮影可能なポジションを探
り、セッティングを致しまして、連れは放って
おいたのですが、連れもカメラと三脚を抱え、
車から降りて来ました。
どうやら一緒に撮影する気満々の様子です。
こちらへやって来るのかと見ていると、撮影隊
の塊りからは離れ、一人、誰も立たない右はし
に三脚を立て始めました。
この日は良い天気。連れの立ち位置からの撮影
では機関車の側面が翳る為、撮り鉄からは敬遠
されます。案の定、他の誰もおりません。
しかし、曇り天気であれば話は別。
太陽光が無ければ私も迷わずそちら側へ陣取る
事を目論んでいたのですが。
申し遅れましたが、連れは私にとってカメラ使
いの師匠でもあり、普段は自然を被写体とし撮
影を楽しんでおります。
アドバイスが無用なのは充分承知では有ります
が、鉄道撮影に関しては私の方が専門である立
場なので一言アドバイスをと思い、順光であ
る左側からの撮影を勧めました。
同じ様に空きのある左側は蜜柑の木が大きめに
出しゃばっており編成後部を隠す恐れがありま
した。
撮り鉄としてはそこは拘るところであり、立つ
訳にも行かず。
しかし、連れは鉄道ファンでは無いので、情景
撮影であれば充分良い撮影が出来ると思い勧め
たのですが、右側の景色が気に入った様で動き
ませんでした。
そして撮影の成果を見せて貰いました。
機関車がカーブを曲がり、見えた瞬間直ぐに
シャッターを切り始め、11コマ撮影後にシャッ
ターが下りなくなった様です。
↑上はそのコマ。
そうです。鉄道撮影初心者にありがちなバッフ
ァメモリーを早めに使い果たし、肝心のコマを
撮り逃すパターンに陥ってしまったのです。
連写撮影をしたのは今回はじめてだとか。
しかし数秒後に回復し、やっとシャッターが下
りた最後の一枚を見て驚きました。
それがコチラ↓
SS設定が1/160と遅く、多少のブレは有ります
が、何と!私が一度撮影してみたかった凸車の
首カックン撮影の図がそこにはありました。
正直、この一枚を見た瞬間、
「やられた!」
と悔しさが込み上げてきました。
即座にこの気持ちを伝え、褒めました。
いや!?カメラの性能を誉めるべきだったの
か?
側面は多少翳りますが、思いの外気になりませ
ん。凸型機関車が躍動的に捉えられ、素晴らし
いと感じました。
私達撮影鉄は鉄道撮影のセオリーに縛られ、自
然体に撮る事を忘れがちです。
皆、同じ位置に立ち、同じ構図の写真を量産
し、個性はそっちのけ。編成を捉える事に躍起
になり、結果、ありきたりな撮影に終止してし
まいます。
この撮影に当たり、何処に重点を置いて撮影に
望んだのか聞いてみました。
冬枯れで色味の無い景色なので、赤い機関車を
際立たせる為、赤色の鮮やかさに拘り撮影した
のだそうです。
なるほど。確かにビビットなDE10がそこには
写し出されておりました。
そして、一枚目の写真のS字カーブ線路にDE10
の赤と空の青が映し出され、綺麗だ。
と自画自賛している。
参っちゃうなぁ…
その通りだわ。
誠にお見それしました!
撮影後の帰り道、撮影集団の摩訶不思議さを質
問責めにされました。
「あの人たちはどの位前からアソコに立っているのだろう?」
「あんなに馬鹿でかくてゴツゴツした機材、重くて大変だろうなぁ。」
確かに私と連れのカメラは皆様よりコンパクト
である。軽いし望遠も効くので重宝している。
フルサイズ一眼とブッとい三脚を持ち歩く事な
ど、到底私の現体力では有り得ません。
其れにしても、私も撮影地へはなるべく一時間
位前には到着出来る様に出掛けている。そんな
事実を話した事が無い。聞かれもしない事は話
さないので、そんな撮影鉄の行動が不思議に思
えるのかも知れません。
今度は連れの自然撮影へ、一度くらい付き合っ
てみようか。
そう思わせる程の一枚を見せつけられてしまっ
たから。
お喋りにお付き合い頂き、ありがとうございました。